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次のノーベル賞目指す若い研究者は12月10日 21時37分
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ノーベル物理学賞を受賞する梶田隆章さんの研究テーマ、ニュートリノを巡っては、より詳しい性質を知ることが宇宙の成り立ちの解明につながるとされていて、現在、国内では多くの若い研究者が参加して人工的にニュートリノを作り出して観測を行う次の段階の研究が進められています。
茨城県東海村の実験施設「J-PARC」では、直径およそ500メートルの巨大な加速器と呼ばれる装置でニュートリノを人工的に作り出して発射し、およそ300キロ離れた岐阜県にある観測施設「スーパーカミオカンデ」で観測する大規模な実験が進められています。
梶田さんが研究で観測したニュートリノは、大気中から飛んできた自然界にあるものですが、この実験では、人工的にニュートリノを作り観測しやすい条件を整えることでニュートリノの性質をより詳しく調べようとしています。
実験には、多くの若手研究者が参加していてそのうちの1人、京都大学大学院博士課程の林野竜也さんは、梶田さんと同じ、埼玉県の川越高校の出身です。ニュートリノの数を、より正確に調べるための装置の開発を進めています。林野さんは、「ニュートリノという大きな研究に関われることを夢見て、今の研究室を希望しました。20年後の新たな発見、さらにはノーベル物理学賞を目指して頑張りたい」と話しています。
梶田さんが研究で観測したニュートリノは、大気中から飛んできた自然界にあるものですが、この実験では、人工的にニュートリノを作り観測しやすい条件を整えることでニュートリノの性質をより詳しく調べようとしています。
実験には、多くの若手研究者が参加していてそのうちの1人、京都大学大学院博士課程の林野竜也さんは、梶田さんと同じ、埼玉県の川越高校の出身です。ニュートリノの数を、より正確に調べるための装置の開発を進めています。林野さんは、「ニュートリノという大きな研究に関われることを夢見て、今の研究室を希望しました。20年後の新たな発見、さらにはノーベル物理学賞を目指して頑張りたい」と話しています。