わきがといえば、ツンとくる腋の下の刺激臭をイメージしますが、実はわきの下だけでなく乳輪やへその周囲、肛門周辺、足の付け根・性器の周辺などにも起こることがあります。中でも、性器周辺に起こるわきがを「すそわきが」と呼び、わきの下のわきがとは区別されています。
効果を期待できる、すそわきが用専門クリーム
ラポマイン女性用
クチコミでよく効くと評判の、わきがやデリケートゾーンなどの体臭ケアクリーム「ラポマイン」。どこが他のデオドラント商品違うのか、今話題のラポマインの秘密をチェックしてみました。
ラポマインのポイントその1.
わきがの原因はアポクリン腺からの汗だけじゃない
わきがの原因はアポクリン腺からの汗だけではなく、皮脂や古くなった剥がれ落ちた角質細胞である垢もニオイの大きな要因となっているのです。
ラポマインのポイントその2.
消臭には乾燥ではなく保湿が必要
普通のデオドラント剤はパウダーやアルコールなどを使用して、殺菌だけじゃなく冷感と乾燥させることで汗を抑えひんやりした使用感を与えています。しかし、本来は皮脂の過剰分泌を抑えるためには乾燥ではなく保湿こそが必要なのです。
ラポマインは消臭剤に天然の柿の葉エキスを使用していますが、柿の葉エキスにはポリフェノールがいくつも重合した超強力抗酸化物質であるタンニンが、なんと緑茶の7倍も含まれているのです。大量に含まれるタンニンの効果で、柿の葉エキスは緑茶の25倍もの消臭パワーを持つことが知られており、なんと人間が発生させるニオイの97.7%をカットするといわれています。
もうひとつの主要成分はイソプロピルメチルフェノールで、無味無臭、低刺激でアレルギー性もない消臭成分です。高い抗菌活性を持ち、皮膚に浸透して皮膚の内外から雑菌の繁殖を抑えます。その殺菌力はO-157やMRSA、セラチアなどの細菌から水虫の原因となるカビの一種、白癬菌にまで及びます。
イソプロピルメチルフェノールは医薬部外品ですが、医薬品である軟膏や傷に対する消毒薬にも配合されています。その高い殺菌力と低刺激性から、消臭剤のほかにもハンドソープや育毛剤などにも使用されています。
これまでの消臭剤はスプレー式やロールオンタイプのものが多く、わきの下を乾燥させてにおいを消す商品ばかりでした。しかし、皮膚の上に皮脂バリアを作ってくれる皮膚常在菌は乾燥に弱く、皮膚が乾燥した状態では皮脂バリアがつくれません。
また、皮膚は皮脂バリアがない状態を感知すると、なんとかもとに戻そうと大量の皮脂を分泌します。必要以上に分泌された皮脂は毛穴を詰まらせ、ふだんは善玉菌であるアクネ菌を異常増殖させてニキビや毛包炎の原因となってしまいます。また、大量に分泌された皮脂が酸化されて過酸化脂質となり、湿疹や悪玉菌の繁殖を招くことにもなりかねません。
ラポマインは消臭と保湿を両立させるべく、7種類の天然植物エキスを配合しています。冷え性に効果のある生薬オウバク、タンニンを豊富に含みショウレンギョウの生薬名で知られるオトギリソウ、ヨーロッパの代表的なハーブ・ローマンカモミールとカミツレの別名で知られるジャーマンカモミール、そのほかヤグルマギクやマリゴールドとして愛用者の多いハーブ・トウキンセンカなど7種の天然ハーブエキスによる保湿効果を高めています。
あくまでも天然成分にこだわり、余分な添加物を一切使用していないところもラポマインの人気の秘密でしょう。わきがやすそわきがが気になるあなた、一度ラポマインを試してみてはいかがでしょうか。
すそわきが セルフチェックポイント6つ
「股の間からの臭いが気になる・・・。もしかしてすそわきが?」
そう思っても、実際にすそわきがかどうかを判断する方法はあまり知られていません。これからご紹介する6つのチェックポイントで、すそわきがの傾向にあるか調べてみましょう。
- 下着に黄色い汗じみがつく
- 陰部の毛が濃い
- 乳首から臭いがする
- 耳垢が湿っている
- パートナーに陰部がにおうと言われた
- 両親や親族にわきがの人がいる
チェックポイントの特徴
下着に黄色い汗じみがつく
すそわきがも、わきの下のわきがと同じくアポクリン腺という汗腺から分泌される汗が原因とされています。人体のアポクリン腺のほとんどはわきの下に集中していますが、性器の周辺や耳の中、乳首、おへそのまわりなどにも存在する場合があります。
アポクリン腺などを構成する腺細胞は、細胞の内部に分泌物を蓄えます。細胞の内部が分泌物で満たされると、内容物は外部に放出されますが、このときに細胞内部の分泌物のみがにじみ出るか、細胞自体が壊れて細胞ごと分泌するかの違いがあります。
アポクリン腺は、腺細胞の一部分がちぎれて内容物とともに汗となって分泌されます。このため、アポクリン腺は離出分泌腺とも呼ばれます。乳房にある乳腺もアポクリン腺と同じく離出分泌腺ですが、こちらは汗ではなく乳汁を分泌しています。
腺細胞の一部が崩壊して分泌されるアポクリン腺からの汗には、水分のほかにタンパク質や脂肪酸、ミネラル、核酸、糖質などさまざまな物質が含まれています。これらは分泌されて下着が吸着した後、大気中の酸素や微生物によって酸化され、黄色い変色を引き起こします。
出典:細胞の構造
でも、ショーツの場合には残尿やおりもの、膣からの分泌物などの可能性もあるので、これだけですそわきがかどうかは判断できませんが、わきの下にも黄ばみができる人は要注意です。
陰部の毛が濃い
わきがや、すそわきがの臭いの原因には様々な説があります。アポクリン腺から分泌される汗、つまり腺細胞の内容物中に脂肪酸や糖タンパク、アミノ酸などが多いと臭いが強くなるという説や、逆に内容物に差はなくアポクリン腺の量で決まる、とする説もあります。
ほかにも、アポクリン腺に加えて皮脂腺からの皮脂の分泌量が多いから、とする説や、これらの分泌物を細菌が分解して発生するアンモニアや揮発性の酸化物がにおいのもと、とする説など、諸説あります。
わきが治療の専門クリニックによれば、いずれが原因かは特定できないが、わきがやすそわきがの患者はわきの下や陰部の毛量が多く、皮脂腺も発達しているといいます。したがって、強い臭いがあり、陰毛が多い場合にはすそわきがの可能性も高い、といえるでしょう。
乳首から臭いがする
日本人などモンゴロイドの多くはアポクリン腺が少なく、ほとんどがわきの下に集中していますが、すそわきがの人の場合は、まれに乳首周辺やおへそのまわりにも発達したアポクリン腺が存在する場合があります。
もともと体臭の少ないモンゴロイド人種である上に、外国人から見ると行き過ぎともいえるほど清潔志向の強い現代の日本社会では、少しの臭いでも気にしてしまう自臭症の人も少なくありません。ですので、乳首の臭いについては自分で判断するのは難しいかもしれません。
しかし、嗅覚などの刺激は受け続けると感覚がマヒして、自分ではわからなくなってしまうことも事実です。自分の口臭に気づかない人がいるように、自分のわきが臭に気づかない人も中にはあるでしょう。ちょっと聞きにくいかもしれませんが、パートナーや家族など第三者の意見も聞いてみることです。
乳首のほかにも、耳の外耳にある耳道腺やまぶたのまつ毛腺、鼻にある鼻翼汗腺なども臭う可能性があります。
耳垢が湿っている
耳垢とは耳の穴(外耳道)にある耳道腺と皮脂腺から分泌された分泌物に、皮膚の表面から剥がれ落ちた角質(いわゆる垢)やほこりなどが混ざったものです。耳道腺というのは、呼び名は異なりますが、組織的にはアポクリン腺と同じものです。
古代の日本列島には縄文人が暮らしていましたが、縄文人は古モンゴロイドとも呼ばれ、体毛が多く、湿った耳垢を持ち、アポクリン腺も多いのが特徴です。その後、ユーラシア大陸から朝鮮半島を経て日本列島に上陸した弥生人は新モンゴロイドと呼ばれ、耳垢は乾いており、アポクリン腺も少ないのが特徴です。
現代の日本人の8割以上は、新モンゴロイドの特徴を受け継いでいるため耳垢は乾いていますが、白人や黒人はほぼ100%近くが湿った耳垢の持ち主です。アポクリン腺の多さと湿った耳垢は人類学的な特徴でもあります。
つまり、耳垢が湿っているということはアポクリン腺が多いことの裏付けでもあるのです。皮膚科医や研究者によれば、わきが症の90~98%が湿った耳垢を持ち、逆に湿った耳垢の持ち主の80%にわきががみられるとのことです。耳垢が乾いていれば、わきがである可能性は極めて低いともいえるでしょう。
パートナーに陰部がにおうと言われた
アポクリン腺から分泌される汗はかつてフェロモンとして機能していた、という説を唱える研究者がいます。
人間以外の哺乳類や昆虫の多くはさまざまなフェロモン物質を分泌して、敵に自分のなわばりを主張したり、仲間の本能にはたらきかけて集団での攻撃をしかけたりするなど、種族内での情報伝達に利用しています。
かつてはヒトにもフェロモンが存在しており、今は退化したその名残りがアポクリン腺だという説です。世界三大美女といわれる楊貴妃は清潔好きで自分専用の風呂を持っていたそうですが、一方で全身から芳香を放っていた、ともいわれています。
後世の研究者はこの「芳香」の正体は腋臭であり、当時の人々は腋臭を臭いと感じないどころか、魅惑的な香りととらえていたのではないか、としています。アポクリン腺は一種の性腺であり、性的刺激やホルモンの作用によって分泌物の量が増え、においも強くなるといわれています。
このため、すそわきがの臭いはセックスのあと特に強くなることがあります。ですから、パートナーから臭いを指摘された場合は、すそわきがである可能性が高いといえるでしょう。しかし、すそわきが以外にもおりものや皮脂腺からの皮脂などにおいのもとになる原因はほかにもあります。このような場合は自分でも下着のにおいなど確認してみましょう。
男性に質問しました。
女性の陰部の匂いが気になったことはありますか?
両親や親族にわきがの人がいる
わきがやすそわきがは、発生源となるアポクリン腺の発達が古モンゴロイドの人種的特徴であるため、必ず遺伝的要因がみられるはずです。つまり、「自分はわきがではないか」と疑っていて、両親のどちらかがわきがであるか、もしくは湿った耳垢の持ち主であれば、わきが体質であることはほぼ確定的です。
しかし、現代の日本人のほとんどは新モンゴロイドとの混血であり、古モンゴロイドの特質を残していたとしてもその程度は千差万別で、わきが体質であっても、臭いの強さはわきがとまではいかないケースも考えられます。
自分の耳垢が湿っていて、さらに両親や親族にわきがや湿った耳垢の人がいる場合には、わきがが疑われますが、においの程度で対処法が異なります。そんな場合には一度皮膚科を受診して、客観的なにおいレベルを診断してもらうといいでしょう。
6つのチェックポイントで当てはまる項目が多いほど、すそわきがの可能性大!
では、すそわきがの症状はどうすれば改善するのでしょうか?そこで、「今日からできるすそわきがの改善法」を詳しくご説明します。さらに、においが気になるときの消臭アイテムも厳選しピックアップしました。ぜひ、お悩み解消にお役立てください。
すそわきがの対策、改善法
汗や汚れを取り除く
すそわきがの臭いの原因はその多くがアポクリン腺からの汗によるものです。汗ばむ季節やスポーツ後には、できればシャワーを使いたいものです。シャワーが使えない場合にはかたく絞った濡れタオルやウェットティッシュなどでこまめにふくか、シャワートイレで代用しましょう。
残尿や生理の経血、おりものなどは、すそわきがとは別にそれら自体が臭いのもととなります。放置しておくと雑菌が繁殖して部屋干し臭やアンモニア臭のような悪臭を放ち、すそわきがと相まってさらに強烈なにおいとなりかねません。
生理中やトイレに行ったときはビデを使って、デリケートゾーンを常に清潔に保ちましょう。また、温度とともに湿度の高いところを雑菌は好みます。体を締めつけるような下着はできる限り避けて、部屋ではトランクスなどを着用するのも効果的です。汗やおりもので下着が汚れないようにパンティーライナーを使用したり、こまめに下着を取り換えるなどして、常に清潔さを保つよう気を配りましょう。
アンダーヘアの濃い人はすきばさみを使ってヘアを少なめにしたり、アンダー用のヒートカッターで毛を短くして蒸れないように工夫してみてください。脱毛サロンでVIOラインを脱毛するのもすそわきがには効果的です。
すそわきがを防ぐ正しい洗い方
日々の仕事や人間関係に疲れてしまい、毎日家に帰ると入浴もそこそこにベッドにもぐりこむ…そんな生活をしてはいませんか?入浴をおろそかにするとすそわきがだけでなく、全身の体臭を強めてしまうことになりかねません。
ヒトの皮膚の上には常在菌と呼ばれる細菌が棲息しており、毛穴から分泌される皮脂を利用して皮膚上にバリアを張り巡らしています。この皮脂バリアがあるおかげで、私たちの肌は健康を維持できるのですが、誤った入浴法ではこのバリアを破壊して悪玉菌を繁殖させてしまう恐れがあるのです。
皮膚常在菌はシャワーや入浴で、そのほとんどが洗い流されてしまいます。しかし、皮膚表面からは洗い流されても、すぐに毛穴の中にいる常在菌が繁殖して元通り皮膚バリアを形成してくれます。しかし、界面活性剤のような強力な洗浄剤を使って洗ってしまうと、毛穴の中の常在菌まで洗い落としてしまい、皮膚バリアが失われてしまうのです。
1.泡立てネットを使って十分なやわらかい泡を作る
2.優しく、丁寧に大陰唇と小陰唇の間を敏感な部分なので、こすり過ぎないように洗う
出典:messy
入浴の際の洗浄剤は界面活性剤を含まない、弱酸性タイプのものを選び、シャワーブラシやナイロンたわしなどで強く洗わないようにしましょう。やさしく泡立てて肌に塗るようにしてから、シャワーで洗浄剤をよく洗い流してください。
また、シャワーだけでなくバスタブに使ってリラックスすることも大切です。ストレスはからだをアルカリ性に傾けて皮膚の常在菌バランスを悪玉菌優位にしてしまいます。ストレスによって肌荒れが起きたり、円形脱毛症が起こるのも皮膚の常在菌バランスが乱れることが一因として知られています。
デリケートゾーンを洗う時も、洗浄力の強いボディーソープなどではなく天然の石けんやデリケートゾーン専用のソープを使うのがお勧めです。汚れが溜まりやすい大陰唇、小陰唇の溝を指の腹で前のほうから後ろへとやさしく、でもしっかり洗うのがコツです。弱酸性のせっけんを泡立てネットなどでたっぷり泡立て、やわらかい泡で包むようにして洗いましょう。
出典:女性の医学
食事を改善する
すそわきがの根本的な原因は遺伝的特質であり、アポクリン腺の発達度や体質によるものが大きいと思われます。しかし、人間の体臭というのはからだの一部だけでにおいを発生しているわけではなく、全身のにおいが混合されて放出されているものです。
全身のにおいに関していうならば、食事の内容やライフスタイルが大きく関係していきます。特に食事に関していえば、「脂肪の摂りすぎ」、「動物性たんぱく質の摂りすぎ」、「アルコールや喫煙」が大きく関わっています。
脂肪、特に肉や揚げ物、スナック菓子に含まれる脂肪は酸化されやすく、酸化されると過酸化脂質となって悪臭のもととなります。蓄積された脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪だけでなく血液中の中性脂肪やコレステロールの質も低下させてしまい、皮脂腺から分泌される皮脂の臭いも強くなりがちです。
獣肉や加工肉などのたんぱく質は腸内環境を悪化させて、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌を増やしてしまいます。悪玉菌はアンモニアや硫化水素など悪臭のもととなる化合物を大量につくり出して糞便の悪臭を強めます。
腸の働きも悪くなるので便が長時間大腸内にとどまり、腸壁から悪臭成分が吸収されて血液中に移行します。悪臭成分は血流にのって全身を巡り汗や皮脂のにおいを悪臭化してしまいます。アルコールやたばこのニコチンも同様で、血流にのって全身の臭いを強めてしまいます。
これらの体臭を防ぐには、臭いのもととなる食品や嗜好品を摂りすぎないことに加えて、食物繊維やビタミンの豊富な野菜、果物をたくさん摂ることをお勧めします。ニンジンやブロッコリーに豊富なカロテノイドやトマトのリコピン、マッシュルームなどは過酸化脂質の発生を抑制して、悪臭を抑える働きがあります。
脂質や糖質の代謝に不可欠なビタミンB群を多く含む穀類や豆類、食物繊維の豊富なキノコなども防臭にお勧めの食品です。
すそわきがはどうして起こるの?
汗を分泌するのは、アポクリン腺とエクリン腺というふたつの汗腺で、アポクリン腺が毛穴にあって皮脂腺と分泌孔を共有しているのに対し、エクリン腺は皮膚上に独立した汗孔をもちます。
エクリン腺は腺細胞が壊れることなく内容物を滲出しますので、その99%は水分です。ごくわずかにナトリウムやカリウムなどのミネラルが含まれていますが、エクリン腺にはこれらのミネラルを再吸収する仕組みが備わっています。
エクリン腺から分泌される汗は体温調節が主な役割であり、全身から大量に分泌されるため、人体にとって大切なミネラル類が必要以上に失われないよう再吸収されるのです。一方、アポクリン腺から分泌される汗は細胞が崩壊したもので、内容物がすべて漏出されます。
この分泌物も大半が水分であることに変わりはありませんが、タンパク質、脂質、糖質、各種の脂肪酸のほか、アンモニアや鉄分、ホルモンの構成成分などその内容物は多岐にわたります。これらの内容物は出口を共有する皮脂腺から分泌される皮脂を入り混じり、皮膚上に生息する微生物によって分解されます。
このとき分解される微生物によって、発せられる臭いが変わってきますが、皮膚上には腸の中と同じように善玉菌と悪玉菌が共生しており、通常は善玉菌が優勢を保っています。代表的な善玉菌である表皮ブドウ球菌は分泌物を分解して弱酸性の脂肪酸を出しますが、この弱酸性の脂肪酸はいい匂いがします。
しかし、黄色ブドウ球菌など毒性のある悪玉菌が優勢だと、アンモニアや硫化水素など刺激を伴う悪臭を発生させてしまいます。アポクリン腺からの汗はフェロモンとしてもともと強い臭いを持ち、さらに皮脂やほこりなど酸化しやすい物質が加わったところへ、細菌や微生物による分解を受けて悪臭が増幅する、これがすそわきがの臭いの正体なのです。
出典:ジョウクリニック
多くの女性にみられるすそわきが
わきの下に強烈なにおいを発する「わきが」は腋臭症(えきしゅうしょう)とよばれ、日本や韓国などアジアの一部の国では「疾患」として扱われますが、それ以外の海外の国々ではアポクリン腺の発達した強い体臭の持ち主が大半を占めるため、疾患とはみなされません。
日本では、わきがやすそわきがの原因となる、発達したアポクリン腺をもつ人の割合は全体の2割以下と少ないため、海外とは逆に臭いの持ち主が目立ってしまいます。わきがの男女比はほぼ同じか、女性のほうがやや多いと考えられていますが、こと「すそわきが」に限れば女性のほうが圧倒的に多いでしょう。
本来はフェロモンとして機能していたと思われるアポクリン腺からの汗は、性的刺激やホルモンの働きによっても分泌量が増えるといわれています。そもそも性的なフェロモンはメスがオスを惹きつけるために働いていたと考えられ、男性よりも女性のほうにフェロモンの名残りが多くみられるからでしょう。
また、外性器のつくりや湿度がこもりやすいなど、形質上の性差も大きな影響を与えています。また、下着の重ね履きなど、身に着ける衣服の影響も女性のほうが男性より大きく、さらに男性はアポクリン腺以外の皮脂による体臭が強いため、すそ臭を目立たなくさせているといえるでしょう。
すそわきがの臭いとは
わきがやすそわきがの臭いは単一ではなく、その時々によって、あるいは臭いをかぐ人によって感じ方は異なるようです。わきがの臭いに関するアンケートでは、「酸っぱい臭い」「雑巾のような臭い」「鉛筆の芯」「チーズ臭」が多いようです。
わきがやすそわきがの臭いの最も適切な表現は?
すそわきがでは、これらの「わきが臭」に経血やおりものなど女性に特有のにおいが混じりあって、さらに複雑な悪臭にしている可能性があります。
においの種類は約40万種類あるといわれていますが、実際には住んでいる国や環境、年齢、性別などによって感じ方に大きな差が出るものです。また、表現もあいまいで客観的なにおいの評価は難しいものです。
においを発する分子がどのくらいあると臭いを感じのるか、というボーダーラインがあり、たとえば糞尿など腐敗臭の成分であるスカトールは、わずか0.5㎎で東京ドームを悪臭で満たすことができるそうです。また、におい感じ方はにおい成分は濃度によって変化するそうで、インドールというにおい成分は希薄な状態では花の香りですが、濃度が上がると糞尿のにおいになるそうです。
物質名 | 匂いの例 |
スカトール | 糞尿なような匂い |
アンモニア | アンモニア臭 |
硫化水素 | 卵のような腐敗臭 |
イソ吉草酸 | 足の匂い |
メチルメルカブタン | 下水臭 |
もしかすると、すそわきがの臭いも薄いときには楊貴妃のようにかぐわしい芳香になるのかもしれません。
すそわきが対策に効果的!おススメアイテム12選
デリケートゾーン専用せっけん
陰部には、善玉菌と悪玉菌という2つの常在菌があります。臭いの元になるものは悪玉菌の方で、アンモニアやインドール(大便の臭い成分など)、低級脂肪酸(悪臭の脂肪酸)などが悪臭を発生させます。
すそわきがの人の陰部は、悪玉菌が活性化し、たくさんの細菌が繁殖しやすい状態なので、臭いを軽減するには、善玉菌が繁殖しやすい環境にすることがポイント。
悪玉菌などの細菌の多くはアルカリ性の環境を好み、反対に善玉菌は弱酸性の環境を好みます。そのため、善玉菌は肌を弱酸性にして守ろうとします。つまり、弱酸性のせっけんを使えば、臭いの原因である悪玉菌の繁殖を抑え、善玉菌を増やすことが期待できるのです。弱酸性せっけんの中でも、より低刺激なデリケートゾーン専用ものがベター。
参考:ヴィーナスラボ ジャムウクリアナノソープ/ヴィーナスラボ
出典:Amazon
「ジャムウ」成分がたっぷり入ったジャムウクリアナノソープがあなたのお悩みを解消します。12種の厳選ジャムウ成分の他、ツバメの巣やプロテオグルカン、コラーゲン、エラスチンなど保湿成分や女性の魅力を引き出す成分「オスモフェロン」も配合しています。
参考:PLATINUM LOVE SOAP(プラチナムラブソープ)/新日本機能食品
出典:Amazon
女性特有のお悩み、人には言えないデリケートな悩みのための、贅沢ニオイケアソープ。化粧水等に含まれることもある、プラチナ、ヒアルロン酸、プラセンタ、加水分解シルク、大豆エキス、セイヨウハッカ葉、オスモフェリン、ローズマリー葉、カキタンニン、の10種類の有用成分を配合しました。
清潔にしても気になるにおい デオドラント製品で解決!
どんなに、清潔にしてもにおいが気になる・・・という場合は、デオドラント製品を活用しましょう。デオドラント剤には、肌の細菌の増殖や繁殖を抑える効果があるので、すそわきがの臭いを一時的に予防することができます。
デオドラント製品は、衣服や下着の上から使えるパウダースプレーや全身に使えるローションなど、様々なタイプの商品が販売されています。どのタイプでも汗を抑えて臭いを軽減するのに役立ちます。
ただ、陰部は敏感な部位なので、ワキや足用ではなく、「デリケートゾーンでもOK」と表記された、肌に優しいものを選ぶようにしましょう。顔と同様、陰部も人によって肌質が異なるので、敏感肌・乾燥肌の方は事前にパッチテストをして、自分の肌に合った製品かどうか確認してください。
デオドラント剤のほかに制汗剤もあります。制汗剤は、文字通り汗を抑えるもので、細かい粒子によって毛穴を埋め、アポクリン汗腺から出る汗を減らすことで、臭いを軽減するというものですが、毛穴だけでなく周辺の肌にまで影響が及ぶため、あまりおススメできません。
おススメデオドラントグッズ
デリケートゾーン専用ウェットティッシュ
デリケートゾーン専用ウェットティッシュは、化粧水やデオドラント液をしみ込ませたティッシュで、外出先でも手軽に汗や汚れを拭き取ることができます。デリケートな部位なので、手や顔用のものを使うのはNG。
参考:ソフィ デリケートウェット/ソフィ
出典:Amazon
デリケートな部分の落ちにくい汚れを簡単にふきとり、ニオイも防ぐウェットティッシュです。肌触りの良い素材(不織布)を使用しているので、デリケートな肌にもやさしく安心です。手のひらサイズで携帯に便利。使用後はトイレに流せます。無香料・無着色。
参考:ジャムウシートディアルナ/ディーアール
出典:Amazon
インドネシアの秘薬「ジャムウ」を配合したデリケートゾーン専用のウェットシート。持ち運びのできる携帯タイプなので、サッとひと拭きするだけで、外出先でも簡単にデリケートゾーンのニオイをケアできます。ニオイ、黒ズミ、締まりに対応する9つの秘伝の「ジャムウ」を配合。アルコール&パラベンフリーでお肌にも優しい弱酸性の処方です。
スプレータイプのデオドラント剤
すそわきがの臭いが気になった時、スプレーするだけで臭いを軽減することができます。携帯が便利なうえ、手を直接陰部につけないので、外出先でも安心。
参考:イオンエチケット/スマラボ(smalabo)
出典:Amazon
いつでも清潔に。 陰部の臭いを気にせず快適に。 マイナスイオン化粧水でデリケートゾーンの臭い対策高濃度イオン水の力で皮膚を清潔に保ちます。バッグに入れやすいからいつでもどこでもワンプッシュケア。ノンアルコールでデリケートゾーンにも敏感肌にも安心。
参考:【BIOKINE LOTION】ビオカイン ローション/ビオカイン ローション
出典:Amazon
デリケートゾーンのトラブル・ワキガなど「悪玉皮膚常在菌」の叛乱(はんらん)が原因とされる、ニオイ・カユミ・ムレなどの諸症状に、ホタテ貝殻焼成カルシウムの天然成分が消臭すると共に「善玉優位の皮膚常在菌環境」へ改善します。
消臭・抗菌効果のある下着
近年では、消臭効果や抗菌効果のある衣類も開発され、販売されています。ショーツなどの下着にも、臭いを吸着して分解する機能のある製品があり、すそわきが臭の緩和が期待できるでしょう。
参考:抗菌・消臭 竹繊維入りシームレスショーツ/Plus Nao
出典:Amazon
まるで履いていないかのように軽やかなタッチ。竹繊維が織り込まれていて、消臭・抗菌作用も!ほぼ糸を使わない手法で製造されているので、バックラインにも響きません。弾力のあるストレッチ素材だから、ストレスフリー。ヒップまわりや太もも周りは、折り返し加工していますので、めくれ上がりにくい。
参考:B.V.D. LADIES'(ビー・ブイ・ディ レディース) 抗菌・防臭 ボーイズレングスショーツ/B.V.D. LADIES'(ビー・ブイ・ディ レディース)
出典:Amazon
着圧サポートによるお腹押さえやヒップアップのパワー切り替え構造が特徴のショーツ。汗をかきやすい腰部などに汗取りパイル編みを採用し、快適な着用感を得られます。吸水速乾機能を持つ糸を使っており、汗をかいてもサラッと快適。さらに、抗菌防臭機能も付いて、いつでも清潔に保てます。
銀イオン(スプレー)
銀イオンは、肌表面のタンパク質に作用して、細菌の増殖を抑制する働きがあります。この働きを利用した銀イオン配合のデオドラントスプレーを使えば、その殺菌・消臭効果によりすそわきがの臭いを防いでくれます。銀イオンスプレーは金属の原子を使っているので、肌にとっては負担。直接肌にふりかけず、ショーツやスカートなどボトムズに使いましょう。
参考:Ag+ 銀イオンパワー AGアクア携帯用スプレー ポケット ブルーラベル/ブリッジメディカル
出典:Amazon
ハンドバックに入る携帯用エチケットスプレー 。水道水を入れるだけで除菌・消臭 。水道水ベースだからお子様・お年寄りにも安全。繰返し6ヶ月使えるエコ製品 。衣類・枕・スリッパ・シューズ・ペット・車の中・歯ブラシ・マスク等気になるニオイにシュシュッとスプレーします。
参考:銀イオンパワー パワークリーン 携帯用エチケットスプレー/Power Clean
出典:Amazon
水道水からつくることの出来る銀イオンスプレーです。無くなったら水を入れ繰り返し1年間の使用が可能です。身のまわりの「除菌」「抗菌」「消臭」に威力を発揮します。従来の消臭剤のような芳香成分はなく、無香なので、場所を選ばず、使用することができます。
ミョウバンスプレー
ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウムには、カリウムや鉄などの様々な金属が含まれていて、水に溶けると酸性の性質を持ちます。一方、すそわきがの臭いのもとである細菌は、アルカリ性の環境を好みます。酸性のミョウバンは、アルカリ性の臭い成分であるアンモニアなどに消臭作用を発揮します。
水に溶ける性質を生かしてミョウバン水を作れば、高コスパなデオドラント剤に。陰部にさっと吹きかけるだけで、皮膚表面が酸性になります。細菌の繁殖を抑制し、臭いも軽減してくれるお手軽なデオドラントグッズといえるでしょう。
超簡単!手作りミョウバンスプレー
用意するもの
- 市販の乾燥ミョウバン(もしくは焼きミョウバン)50g
- 水1500ml
- 空のスプレー容器(100均のものでOK)
作り方
よく洗ったペットボトルなどの蓋のある容器に入れて振り、一晩置いてミョウバンを溶かす。
使う分だけ、清潔なスプレー容器に移しかえる。
参考:焼ミョウバン/大洋製薬
ミョウバンスプレーを手作りするのは面倒という人には、市販品もあります
参考:アンダーアームスプレーEX (エアレスタイプ)/ラムズ・マークス
出典:Amazon
ミョウバンスプレーはミョウバンや強力な消臭効果のあるペパーミントを加え、腋臭、皮膚・汗臭など消臭効果に優れた成分をふんだんにバランス良く配合したデオドラントに特化したスプレーです。外出時に気になった時にも簡単に使用でき、携帯できるサイズなので旅行や長時間の外出でも持ち歩けるので安心です
デオドラント製品は、スーパーやドラッグストア、インターネットなどで簡単に手に入れることができますし、自分で簡単に作れるグッズもあります。バッグに常備しておけば、急ににおい対策したい時も役立ってくれるでしょう。
専門クリニックでのすそわきが治療
セルフケアですそわきがの臭いが改善されない場合は、形成外科といった専門クリニックで治療するという手もあります
治療法は、臭いの強さだけでなく、症状の完治なのか、ある程度軽減すれば良いのかといった、本人が目指すところによっても治療法が異なります。「どのくらい困っているのか?」を医師に相談しましょう。また、すそわきがの治療は、医療保険がきかず自由診療なので、数万~数十万程度かかります。「料金はどのくらいかかるのか?」ということも確認してください。
ビューホット治療
ビューホット治療は、メスなどで切らずに行う最新の治療法です。日本で開発された方法で、2014年8月から治療が受けられるようになりました。何回かに分けて治療が必要な方法と違い、一度で済みます。治療を受けた95%以上の方が完全に症状がなくなったとの報告があり、高い治療効果と再発の可能性の低さで注目されています。
具体的には、局所麻酔や無痛麻酔を行ったあと、陰部に細い針から出る高周波を当てて、エクリン腺やアポクリン腺などの汗腺を破壊し、すそわきがの臭いを抑えます。
出典:船橋中央クリニック
治療は通常の範囲であれば20~30分程度で終わりますが、わきがの範囲が広い場合は60分くらいかかることもあります。術後は皮膚が少し赤くなる程度で、1週間ほどで、針を刺した部分に小さいかさぶたがつくこともありますが、ダウンタイムは短め。手術の翌日からシャワーもできるなど、回復までの期間が短く、処置のための通院が不要なのも魅力でしょう。
電気凝固法
電気凝固)は、陰毛の毛穴1つ1つに針を刺して電流を流して、アポクリン汗腺を凝固させ、焼却する治療法です。治療時間は20~30分程度で、3か月おきに2回ほど受けることで効果が現れます。手術と比べて痛みはほとんどなく、治療後の日常生活にも支障はほとんどありません。ただし、治療によって陰毛は薄くなります。脇のわきがには効果が薄いようですが、すそわきがには高い効果があるとされています。
ボトックス治療
陰部の汗を抑える治療です。ボトックス(ボツリヌストキシン)という薬剤を注射して、神経伝達物質のアセチルコリンをブロックします。これにより、汗を抑えることができます。1度の治療ですぐに効果が現れますが、5~6か月ほどで効き目はなくなるため、すそわきがが完治するわけではありません。
また、比較的軽度のすそわきがには効果が出やすいですが、かなり臭いがきつい場合は、ボトックス治療では抑えられないこともあります。ただし、様々な治療法の中で、もっとも手軽な方法ではあります。
出典:加藤クリニック
ボトックス治療と一緒にVラインとIラインの脱毛をすることで、すそわきがの臭いを抑える効果を高められるので、脱毛とセットで提案しているクリニックもあります。陰毛の根元に細菌が増殖しますて臭いが発生するので、陰毛を減らして細菌が増殖する環境をなくすことで、臭いの元を絶つことができるのです。
完治を目指すなら切開手術?
切らない処置では、すそわきがの治療が難しい場合は、手術という手もあります。
脇のわきがには、剪除法(せんじょほう)手術などの様々な方法が確立されていますが、陰部のすそわきがには対応していませんでした。近年では技術の向上により、すそわきがも手術が可能になっています。
すそわきがを治す手術の方法と効果、それに伴うデメリットについて見てみましょう。
皮下組織削除法
皮膚を切開して、臭いの根本であるアポクリン汗腺を切除する方法です。皮膚を数cm切開した後、専用のローラーを皮膚表面に転がして、皮膚の裏側に粒状に並んでいるアポクリン汗腺をカミソリのような器具で切除します。手術後は1週間ほど患部を固定します。効果が高いだけでなく、傷口が小さいのもメリット。
超音波吸引(治療)法
超音波メスで行う手術方法です。陰毛が生えているお腹の一番上の方の左右に、5mmほど切り込みを入れ、そこから超音波メスを挿入して動かしていきます。超音波により発生した熱でアポクリン汗腺を破壊し、吸引します。皮下組織削除法よりも料金が安価なのが魅力です。
出典:共立美容外科 仙台院
すそわきが手術によるリスク・デメリット
1番のデメリットは、皮膚を切開して傷つけることでダメージを受けることでしょう。傷口は一時的に陰毛が抜けるだけで済む場合もありますが、そのまま禿げてしまうことも。
手術は最終手段
また、術後の皮膚にガーゼなどを縫い込み、持続的に圧迫をする「タイオーバー」が数日間必要です。これにより、日常生活に支障があることも大きなデメリットと言えるでしょう。タイオーバーを外せばシャワーは可能になりますが、抜糸が終わるまでの数週間ほど入浴はできません。
ほかにも、病気やけがによる手術と同様、腫れや皮膚が硬くつっぱった感じがするなど、術後の様々な症状が落ち着くまで、数ヶ月かかります。
また、皮下組織削除法は脇のわきが手術に用いられることが多く、すそわきがにはあまり用いられません。脇の場合はアポクリン汗腺を確認しやすいですが、すそわきがの場合は確認しにくく、切開する時に傷がつきやすいというリスクがあるためです。さらに、超音波吸引法の場合では、アポクリン汗腺がすべて取りきれないこともあります。
このように、せっかく手術をしてもアポクリン汗腺が取りきれない場合や、皮膚にダメージを与えてしまう場合があるので、切開手術を勧めず、行わないクリニックも多いようです。
手術は最終手段とし、まずはリスクが比較的小さい、皮膚にメスを入れない治療法から検討した方が、良いかもしれません。「本当に手術をする必要があるのか?」「手術をするならどの術式が適切か?」ということは、プロにしか分からないので、医師とよく相談してください。
まとめ
恥ずかしがらず、適切な対処をすることが改善への近道!
欧米では、わきが体質の人は全体の約7割と比較的多く、一般的な認知度も高いです。一方、日本でのわきが体質人口は約1割と少数で、マイノリティゆえに認知度も低く、わきが臭に対してマイナスイメージを持たれがち。
わきがは、形成外科などの専門のクリニックで治療を受けられますが、脇はともかく陰部のすそわきがとなると、その部位から来院を躊躇してしまう人も多いでしょう。まずは、食生活の見直しやデオドラント製品の活用など、普段の生活の中でできる対策で、臭いの軽減を目指していきましょう。
すそわきがの臭いは、婦人科系の病気が原因で発せられることもあります。急に臭いが強くなるのと併せておりものの量が増えたり、色が変わったりしたら要注意。子宮頸がん、子宮内膜炎、淋病(りんびょう)、細菌性膣炎、トリコモナス膣炎などの可能性があります。これらは自然には治らないことが多く、悪化すると今後妊娠が難しくなるばかりか、疾病によっては命まで危ぶまれる事態になりかねません。恥ずかしいからと言わず、1日も早く婦人科で診察を受けてください。
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