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北朝鮮キム第1書記「核保有国になることできた」12月10日 17時45分
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)第1書記は「わが国は水素爆弾の爆音をとどろかせることができる核保有国になることができた」と述べ、核開発が進んでいると主張することで、対話が途絶えているアメリカを交渉の場に引き出したいねらいがあるとみられます。
朝鮮労働党の機関紙、「労働新聞」は10日、キム・ジョンウン第1書記がピョンヤン市内の施設を視察したと伝えました。この中でキム第1書記は「わが国は自衛の核爆弾、水素爆弾の巨大な爆音をとどろかせることができる核保有国になることができた」と述べたということです。
北朝鮮による水爆の開発成功はこれまで確認されていませんが、キム第1書記の発言は、自国の核開発が進展しているとアピールしたものとみられます。
北朝鮮はこのところ対話が途絶えているアメリカに対して、朝鮮戦争の休戦協定に代わって平和協定を締結すべきだと繰り返し求めています。
このため、北朝鮮としては核開発が進んでいると主張することで、アメリカを交渉の場に引き出したいねらいがあるとみられます。
北朝鮮による水爆の開発成功はこれまで確認されていませんが、キム第1書記の発言は、自国の核開発が進展しているとアピールしたものとみられます。
北朝鮮はこのところ対話が途絶えているアメリカに対して、朝鮮戦争の休戦協定に代わって平和協定を締結すべきだと繰り返し求めています。
このため、北朝鮮としては核開発が進んでいると主張することで、アメリカを交渉の場に引き出したいねらいがあるとみられます。