巨人・杉内【拡大】
巨人の杉内俊哉投手が10日、東京都内で契約更改交渉に臨み、プロ野球史上最大の減額となる4億5000万円減の年俸5000万円プラス出来高払いでサインした。これまでは2012年オフの小笠原道大内野手(当時巨人)の3億6000万円減が最大だった。
杉内は10月1日に右股関節の手術を受け、来季後半の復帰を目指している。自ら球団に大幅な減俸を申し入れ、了承された。リハビリ中のため記者会見は行わず、球団を通じ「野球協約で定める減額制限(1億円超は40%)のために、球団の編成に制約が出てしまうのは不本意ですし、自分にとっても出来高という目標をつくっていただいた方がリハビリ、トレーニングのやりがいも高まります。来年以降も巨人軍の背番号18に恥じない投球をお見せしていけるよう頑張っていきたい」とコメントした。
杉内はソフトバンクから巨人に移籍した2012年に4年総額20億円の契約を結び、今季が最終年だった。今季は7月下旬に戦線を離脱し、6勝6敗に終わった。通算142勝で、巨人加入後の4年間では39勝22敗。(金額は推定)(共同)