長男のクラスも、次男のクラスも、毎日の宿題プリントの中心は漢字だ。特に長男の担任の先生は漢字に力を入れているので、量もかなり多いし、同じ漢字をくり返し練習させる。
毎日毎日たくさんの漢字を書いているので、1週間に1回行われる漢字テストは2人とも満点。クラスの子のほとんどがそれに近い点数をとっていると聞く。
ただわたしには気がかりなことがあった。一度覚えた漢字はずっと覚えていられるのか?忘れてしまうことはないのだろうか。それを確かめるために、夏休み前までに習った漢字のまとめテストをやらせてみると、結果は2人とも70点台。練習をくり返した後のテストでは満点だったものが、数ヶ月後には3割も減ってしまった。
授業や宿題で練習した漢字を忘れないためにできることはないか?そう考えたときに思い浮かんだのが、これ。
DSソフトの「正しい漢字かきとりくん」だ。
数年前に中古ソフトとして購入していたが、あまり活躍することなくお蔵入りしていた。これをうまく活用できれば、漢字を時短で定着させられるかもしれない。
DSソフト「正しい漢字かきとりくん」を活用することに決めた理由
わたしは、基本的には「漢字は紙に鉛筆で書いて覚えるのがいい」と思っている。どれだけ性能が上がったといえ、実際に紙に鉛筆で書く感覚と、タブレットやDSなどにタッチペンで書くそれは違うと思うからだ。
そんなわたしが、なぜDSソフト「正しい漢字かきとりくん」を活用しようと思ったか。その理由は、あくまでも「定着させることが目的」だから。紙と鉛筆を使って漢字練習をしたり、テストを受けたりするのは、授業や宿題で十分行われている。足りていないのは、授業や宿題で覚えた漢字を、使う練習だ。
DSソフト「正しい漢字かきとりくん」は、この目的を達成するツールとして役立つと思った。
DSソフト「正しい漢字かきとりくん」の活用法
かきとりくんには主に3つのメニューがある。
かきとり
ドリル
力だめし
今わたしが考えている活用法は以下のとおり。
- 1日3文字 かきとり
- かきとりした3文字の熟語ドリル
- 前日かきとりした3文字の熟語ドリル
実は、より定着させるために、エビングハウスの忘却曲線を利用した学習法を試してみたいと思っている。学習した次の日、1週間後、2週間後、1ヶ月後に同じ熟語ドリルをやる。このスケジュールは、TodoistとSunriseというアプリを使って管理するつもり。子供たちはこういう実験的な取り組みが大好きなので、おそらくノリノリでのってくるはず。楽しみだ!(しかもDSだしね)
▽参考サイト
忘却曲線に従ったスケジュールをTodoistに自動生成するアプリを作った - おっ立ち野郎のブログ
DS「正しい漢字かきとりくん」のメリット・デメリット
最後に、わたしが感じているこのソフトのメリットとデメリットについて書いておく。
メリット
- すばやく起動してサッと終わらせることができる
- どこでもできる(出先の待ち時間など)
- ゲーム感覚でできる
- 紙や鉛筆、消しゴムがいらない
- 正しい書き順でないと不正解になる
- とめ・はね・はらいが厳しい
- なぞり書きができる
- 左利きモードがある
デメリット
- 判定の厳しさに打ちのめされる
- 操作に慣れるまではイライラするかもしれない
- お楽しみ要素が少ない
こんなものかな。メリットがこれだけあるのにお蔵入りさせていたのは、「どう使うか」を考えていなかったからだと思う。物は使い方ひとつで役に立ったり、立たなかったりするものだな、と改めて感じた。
まとめ
小学生は大人が思っているよりも忙しい。遊ぶ時間を確保したうえで、学習時間と睡眠時間、さらにはリラックスして過ごす時間をも確保しようと思うと、効率化できる部分は積極的にしていきたい。おそらくそれは、親も子も同じ思いなのでは?と思う。
小学校で習う漢字は1006字。漢字の学習は「苦手だから」と放置しておくと、勉強嫌いにつながると言う人もいる。もし、漢字の定着に不安があるなら、ノートと鉛筆を横において、DSを手に取ってみるのもいいかもしれない。
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ということで、今日はこのへんでおしまい。