2015年12月9日19時29分
「全部強引に押し切っちゃう。なんか先急いでいるね」。小泉純一郎元首相は10日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで、安倍晋三首相が安全保障関連法を先の通常国会で成立させたことをチクリと批判した。
小泉氏は、自らの政権で民主党なども賛成して有事法制を成立させたことにも触れ、「私だったら民主党を味方につけたよ。中には賛成する勢力もいるんだからさ、協力を求めればできたんだ」とも語り、安保関連法でも野党の賛成を得るべきだったとの考えを示した。さらに、いまの自民党内の雰囲気について「自民党は総理に何を言おうが自由だったんだよ。今は、決まる前から総理のご意向に黙っちゃうから、おかしいよね」と語っている。
また、山崎拓・元自民党幹事長は9日、民主党衆院議員のパーティーであいさつし、「自民党の一党支配は日本の民主主義にとってよくない。野党にもっとしっかりしてもらいたい」と述べた。
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朝日新聞官邸クラブ
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