津田六平
2015年12月9日17時28分
東京都渋谷区の渋谷駅に近い区立宮下公園の整備案が9日、区議会本会議で可決された。民間企業に区有地を貸し出し、3階建ての商業施設の屋上に公園を整備する。2020年東京五輪・パラリンピックに向けて区内の宿泊施設不足を和らげるため、17階建てのホテルも併設。19年夏の開業を目指す。
宮下公園は1953年に開園。JR山手線と明治通りに挟まれた約1万平方メートルの細長い敷地で、現在は1階部分が駐車場、2階部分に公園がある。フットサル場やスケートボード施設を備え、デモや集会などの集合場所に使われることも多い。
区の計画では、公募で選んだ三井不動産に土地を30年間貸し、同社が商業施設と客室約200室のホテルを新設。施設の地下と1階に駐車場、1~3階に飲食店やブランド店が入り、屋上にフットサル場やバスケットボールコート、カフェを備えた公園を整備する。区は年間約6億円の賃料収入を見込む。
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朝日新聞社会部
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