デンマーク(186分)、ノルウェー(184分)、米国(161分)、スウェーデン(154分)など、共働きの割合が韓国よりも高い欧米諸国の男性は家事労働に積極的に参加することが分かった。しかも、国連が12年に発表した男女平等指数が韓国よりも低いインド(52分)、中国(91分)、南アフリカ(92分)の男性も、韓国人男性より家事を長い時間していることも分かった。専門家らは「韓国人男性の家事労働参加率は世界最下位レベルだ」と指摘している。
韓国の共働き世帯だけを見ると、男性の家事労働時間は一日40分、女性は一日194分だった。10年前に比べると夫の家事労働時間は8分増え、妻は14分減ったが、それでも妻の方が夫より家事労働時間が2時間34分多かった。統計庁が14年に発表したところによると、食事の支度や洗濯、家の掃除は妻が主に担当し、買い物や子どもの世話は夫婦が公平に分担するというケースが比較的多かった。夫が主に担当する家事は電球・蛍光灯交換などの「簡単な家の修理」(66.9%)にとどまった。
女性政策研究院のホン・スンア博士は「『家事は平等に分担するべきだ』と考える夫の割合は47.5%だが、実際に『平等に分担している』と回答した夫の割合は16.4%だった。若年層であればあるほど家事分担に対する認識の変化が現れているが、まだ考えと行動が一致していない」と語った。