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ビックカメラが中国でネット通販 正式発表
12月7日 22時45分

家電量販大手のビックカメラは、巨大な中国市場を取り込むため、中国の家電量販大手と提携し、インターネットの通信販売を活用して、中国の客に直接、日本の家電製品を販売する事業に乗り出すことを正式に発表しました。
ビックカメラは、7日、北京で中国の家電量販大手の「国美電器」と業務提携の調印式に臨み、ビックカメラが国美電器の協力を得て中国でネット通販の事業に乗り出すことを正式に発表しました。そのうえで、両社は包括的な業務提携を検討していくことで合意したことも明らかにしました。
ビックカメラは、国美側が中国で運営している通販サイトに出店する形で中国の客から注文を受け、国美側の物流網を使って日本の店頭に並んでいる製品を客に届ける仕組みで、売り上げに応じて手数料を支払います。取り扱う製品は美容家電やカメラなどおよそ450品目で、今月12日から本格運用を始め、今後、品目数を増やしていくということです。
さらに、両社は、修理などのアフターサービスやポイントの相互利用、それに、製品の共同調達など、幅広い分野での提携を検討します。
家電量販業界は少子高齢化などで経営環境が厳しさを増していますが、いわゆる爆買いと呼ばれる中国人旅行者向けの店頭での販売は伸びています。
ビックカメラの宮嶋宏幸社長は「国美には、インターネット通販の会員が日本の人口と同じぐらいいて、海外ビジネスの拡大に非常に有望だ」と話しています。

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