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相続税脱税事件 和歌山県議を逮捕12月7日 21時25分
遺言書を偽造して5億円近い相続税を脱税したとして東大阪市の不動産管理業の男らが逮捕された事件で、大阪地検特捜部は、和歌山県議会議員も不正に関わった疑いが強まったとして、相続税法違反などの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは和歌山県議会議員の花田健吉容疑者(57)です。
この事件は、東大阪市の不動産管理業、高木孝治容疑者(73)ら合わせて7人が、おととし亡くなった高木容疑者の兄の遺言書を偽造し、遺産のうち、およそ8億5000万円を和歌山県内の社会福祉法人に寄付したように装って、相続税およそ4億9500万円を脱税したとして、先月、逮捕されたものです。
逮捕された7人の中には社会福祉法人の元理事も含まれ、特捜部は、花田議員もこの社会福祉法人の理事を務めていたことから捜査を進めていましたが、不正に関わった疑いが強まったとして、相続税法違反と偽造有印私文書行使の疑いで逮捕しました。
特捜部は、事件のいきさつなどについて調べを進めることにしています。特捜部は、花田議員が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
この事件は、東大阪市の不動産管理業、高木孝治容疑者(73)ら合わせて7人が、おととし亡くなった高木容疑者の兄の遺言書を偽造し、遺産のうち、およそ8億5000万円を和歌山県内の社会福祉法人に寄付したように装って、相続税およそ4億9500万円を脱税したとして、先月、逮捕されたものです。
逮捕された7人の中には社会福祉法人の元理事も含まれ、特捜部は、花田議員もこの社会福祉法人の理事を務めていたことから捜査を進めていましたが、不正に関わった疑いが強まったとして、相続税法違反と偽造有印私文書行使の疑いで逮捕しました。
特捜部は、事件のいきさつなどについて調べを進めることにしています。特捜部は、花田議員が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
おととし6月から1年間は副議長
逮捕された和歌山県議会の花田健吉議員は、和歌山県の日高郡選挙区の選出で、自民党の会派に所属しています。衆議院議員の秘書を務めたあと、平成15年の県議会議員選挙で初当選し、おととし6月から1年間は副議長を務めました。そして、ことし4月の統一地方選挙で4回目の当選を果たし、現在は予算特別委員会の副委員長を務めています。
和歌山県知事「誠に遺憾」
花田議員の逮捕について、和歌山県の仁坂知事はNHKの取材に対し、「県議会議員が逮捕されたことは和歌山県にとって誠に遺憾なことだ。ただ、詳細が入っていないので、これ以上はコメントできない」と話しています。