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転落死相次いだ老人ホーム 系列施設でも暴行や暴言12月7日 19時21分
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川崎市の有料老人ホームで高齢者3人が転落して死亡するなどした問題で、岡山市にある施設の運営会社の第三者調査委員会が報告書をまとめ、この会社が運営するほかの施設でも、この2年間に利用者に暴行を加えたり、暴言を吐いたりしたケースが相次いでいたことを明らかにしました。
岡山市にある「メッセージ」が運営している川崎市の有料老人ホームでは、去年12月までの2か月間に高齢者3人がベランダから相次いで転落して死亡したほか、職員による入居者への虐待が明らかになっています。さらに、この会社が運営する施設では、川崎市のほかにも大阪など合わせて6か所で暴行や暴言などの行為があったことが分かっています。
これを受けて、弁護士や大学教授で作る第三者調査委員会が調査結果をまとめ、7日に公表しました。
それによりますと、全国に275ある直営の施設のうち、「利用者に暴行を加え、けがをさせたことがある」のが14施設で16件見つかり、「暴言や、心理的外傷を与える言動を行った」が19施設で40件、「利用者の財産を不当に処分したり、利益を得た」のが15施設で17件あったことが分かったということです。
これを受けて、会社側は事故や虐待の情報を集約して、対応する体制を構築するほか、従業員の研修を充実させるなどの対策を取るとしていて、今後経営陣の処分も検討するということです。
これを受けて、弁護士や大学教授で作る第三者調査委員会が調査結果をまとめ、7日に公表しました。
それによりますと、全国に275ある直営の施設のうち、「利用者に暴行を加え、けがをさせたことがある」のが14施設で16件見つかり、「暴言や、心理的外傷を与える言動を行った」が19施設で40件、「利用者の財産を不当に処分したり、利益を得た」のが15施設で17件あったことが分かったということです。
これを受けて、会社側は事故や虐待の情報を集約して、対応する体制を構築するほか、従業員の研修を充実させるなどの対策を取るとしていて、今後経営陣の処分も検討するということです。