...エンガジェットでなぜ溶接...? テクノロジーになんか関係あんのか...? という疑問は、記事の後半で解明され...るはずです!
溶接って、意外とお洒落!?
鎌倉駅から徒歩10分。鎌倉の洒落おつな街並みを抜けて、溶接の楽しさを気軽に体験できるという、アイアンワークショップ「FeNEEDS(フェニーズ)」へ。そもそも溶接工場って、鉄と火花と男が戦う、硬派なイメージだったのですが、
実際訪問したアトリエは... 白壁! 真っ赤なドア! カフェ!?
そして中は、ちょっとレトロで素敵なインテリアに、鉄製の可愛い雑貨達。ええっお洒落! 鎌倉だから!?
さらに、「溶接男子」とジャンルにできそうな、寡黙でお洒落なオーナー、浅田さんのイケメンっぷりにも驚きながら、ご挨拶のあと、作りたいものを伝えるところからスタートしました。
作りたいものは決まっていたので、iPhoneに描いていたラフを見せて説明しながら、きちんと設計してもらいます。
切る、叩く、曲げる、接合する、で、なんでも作れる
まずは土台(上記ラフ画の赤い部分)をつくるところから。鉄板の上に切りたい形にチョークで絵を描いて、切る! ここは素人には危険なので、切る道具に手を添えてもらいます。
そして、叩く! 叩く! コノヤロ! 頭がボコボコになっているハンマーで表面をまんべんなく叩くことで、模様をつけるわけです。叩き続けること約10分。
いい感じに模様がつきました!
さて、土台につけるパーツ(ラフ画のピンクの部分)づくり。太い針金のような鉄棒を、測って切って曲げるのですが、長さやら角度やら、かなり繊細さを要求される工程。
自分でやっていると日が暮れそうだったので、2本目からは、カメラマン代わりに同行したスタッフに、やってもらいました。
そして、土台&パーツが完成!(上から2本目が私の作品)
さて、パーツが揃ったところで、この体験の白眉、「溶接」へ! ばっちこーい!
「指と指を溶接したらどうしよう...」という心配は無用です。オーナー浅田さんが、横で溶接部を固定してくださるので、「今!」という掛け声に従って、火を噴くトリガーを引くだけ! ファイヤー!
脊髄反射的にトリガーを引いてるだけなのですが、格好と火花が派手なので、かなり「溶接感」を楽しめます。目の前で青いイナズマがスパークする様は、相当かっこいいです。
で、仕上がったのが、
わー! いっぱい刺さる!
てってれれっててーっててー!「デバイス立てかけスマートプレイスー!」。これを、こう、使うわけです! スマート!
ウチにはデジタルガジェットがたくさんあるので、平たく置くと場所をとって仕方ないのですが、縦にさすとコンパクト! モバイルバッテリーのような厚めのガジェットも刺せるように、広い隙間もつくりました。なんてスマート!
という自賛はさておき、初めて体験した溶接、どんな難しいかとドキドキしていましたが、難易度が高い作業はつきっきりでサポートして頂けるので、まるで自分が熟練工であるかのような錯覚をしながら、とても満足のいく仕上がりとなりました! 所要時間は約90分。まさか自分が溶接でモノ作りをする日がくるとは! ちょっと人に自慢したくなる体験ですね。
1度の体験から溶接にハマって通い出し、折りたたみ自転車を2年がかりで作り続けている猛者もいるそうです。
さて、このちょっと変わったワークショップ。一体どこで見つけたのでしょうか。
趣味を「探せる」新しいサービス「すきじかん」
実は、月に1回送られてくるチケットで、好きなサービスやワークショップを1回体験できる、「すきじかん」という、docomoの新しいサービスを活用しました。(溶接でデジタルガジェットをつくってこい、というミッションだったのです)。
乗馬や陶芸といったベーシック体験から、今回のような溶接、パラグライダーなど、変わり種、また、エステやネイルなどのリラクゼーション系など、選べるサービスが多岐に渡っており、リストを眺めているだけでも楽しい!
また、この「すきじかん」、なかなか良くできていて、基本コースは月額6,000円で「1チケット+マガジン」が送られてくるのですが、チケットを使わずに貯めておいて、友達や家族、恋人と一緒に使ったり、また忙しい時は、有機野菜やワインなど、グルメのお取り寄せに変えることもできます。
月に1度のお楽しみとして新しい世界に触れるもよし、自分の生涯の趣味を探す体験めぐりをするもよし、すべてグルメに変えるもよし、ルーティンになりがちな生活に、ちょっとしたスパイスになりそうなサービスですね!
◎すきじかん(現在、サービス対応範囲は、首都圏のみのようです)