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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)周辺の上空を飛行する米軍機にレーザー光線をあてたとして、沖縄県警は7日、同市の映像関連会社経営、平岡克朗容疑者(56)を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 発表によると、平岡容疑者は7月1日午後9時過ぎから10分間ほどの間に、同市大山の上空を飛んでいた米海兵隊の男女4人が乗ったヘリコプターに向け、緑色の光線を3回照射し、訓練を中止させた疑いがある。乗員にけがなどはなかった。

 平岡容疑者は調べに対し、「レーザーポインターをあてたのは間違いない」と話しているという。県警は動機を調べている。

 普天間飛行場周辺では昨年7月以降、米軍機へのレーザー照射について本件を含め計6件の通報が県警にあり、関連を調べている。

 県警によると、航空機にレーザー光をあてた事件で立件されるのは全国初という。