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米国 11月の就業者数 予想上回る伸び
12月4日 22時39分

アメリカの景気の現状を示す重要指標の先月の雇用統計が発表され、失業率は前の月と同じ5%となり、農業分野以外の就業者数は、前の月に比べて21万1000人増加し、市場の予想を上回りました。市場では、FRBが再来週の金融政策を決める会合で利上げを始める条件がほぼ整ったのではないかという見方が出ています。
アメリカ労働省が4日、発表した先月の雇用統計では、失業率は前の月と同じ5%ちょうどでした。また、市場が特に注目する農業分野以外の就業者数は、前の月に比べて21万1000人増加し、20万人程度の増加を見込んでいた市場の予想を上回りました。一方、先月の平均の時給は、前の年の同じ月に比べ2.3%増加しました。
雇用統計は、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が異例のゼロ金利政策を解除して利上げを始めるかどうかを判断する決め手の1つです。イエレン議長が今週の講演で、利上げの可能性を強く示唆するなか、予想を上回る改善となったことで市場では、FRBが再来週の金融政策を決める会合で利上げを始める条件がほぼ整ったのではないかという見方が出ています。

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