先日、「原稿があばばーっ!」と脳内で叫びながら喫茶店で作業をしていたら、“はてなブログ界のグルメウォーカー”こと、Taki(id:s06216to)さんから連絡が入った。
メッセージを確認してみると、「肉食べません?」のお誘い。「肉」の一語を目にしてしまえば、それこそ血沸き肉踊るのが日本男児というもの。全身が「おにくーっ!」と叫び出し、自然と足が動き出す。……え? 古来、日本人は菜食だったって? こまけぇこたぁいいんだよ!
Takiさんと合流してみると、この日は取材でお店に訪れるとの話。……え、マジで? 人と会うような格好してないよ? でも一方では、たまたまカメラを持ち歩いていたというタイミングの良さも。
――とくりゃあ、ご同伴に預かる以上、取材にも協力するべさ! ということで、お肉写真をパシャパシャと撮ってまいりました。もちろん「胃袋要員」としても協力させていただきましたので、あしからず。ほんま、ごちそうさまでした!
詳細なレポートはTakiさんがすでに下記記事で紹介していらっしゃいますので、そちらを参照していただければ!
――ということなので、以下は「蛇足」という名の個人的な感想でございます。
お鍋と焼酎がおいしい、九州料理専門店
今回、おじゃまさせていただきましたのは、“九州料理専門店”を謳う「九州黒太鼓」さん、その池袋店でござる。
担当者さんに言われるまで気づかなかったのですが、ちょっと前に訪れて「カツオうめー!」と叫ばずにはいられなかった、「わらやき屋」さんと同じ企業が運営しているんですね(香ばしいカツオの塩タタキ!都会の中心で「高知」を味わう)。こりゃあ味も期待でっせ。
――入り口からして、親近感を覚えずにはいられない。
いやね……こう……元和太鼓奏者としての血が騒ぐというか……「太鼓ッ!叩かずにはいられないッ!」というか……。あ、作り物かと思いきや、マジモンの“和太鼓”でした。使うこともあるらしいです。奏者枠で雇ってくれないかな。
もうひとつ、入り口付近で目を引くのが、レジ背後の壁にデデンと掲示された、この「黒太鼓番付」。
ざっくり言えば、「飲めば飲むほどビールが安くなり、最終的には原価で飲める」システムだそうな。しかも、会員カードと飲んだ杯数はグループで共有可能なので、一人でも会員になっておけば、いつでもどこでも系列店で“原価飲み”ができるとの話。わぁい!
竹林っぽい内装もすてき。
2枚目の写真は、店内にある“高台”っぽいお座敷から、下を撮影した格好。ええ感じの眺望やでー。
こちらが、その“高台”部分。
なんかアレだ、ここで「ドンドコドンドン・ワッショイショーイ!」ってしたくなる。祭りじゃ祭りじゃ。そして、霧島先輩の存在感よ。
倒れないか不安になるほどの「肉盛り鍋」
さあ、いよいよ本日のメインイベント、お肉です。
あれこれ前口上を述べるのも冗長になるだけなので、はいどーん!
“昇天ペガサスなんちゃら”を彷彿とさせる、圧倒的モリモリ感。高くそびえ立つその様は、まるでバベルの塔……いや、ダームの塔……? もとい、ピサの斜塔……? まあなんでもいいや。
とにかく、すごく……肉肉しいです……。
ニク・ニク・モリ・モリ!
お肉様のボリューム感、盛り合わせ方がしゅごい。
渦巻いてるし、運んでくるときも微妙にぐわんぐわんと揺れていて、思わず「にくーーーっ!!!」と声を上げつつもも、内心は倒れないかハラハラドキドキ。肉を食べに来たはずなのに、なんだこのアトラクション感は……。
このモンスター、手懐けるには相応のスキルが必要となるらしく、火を付けたら専門のスタッフさんが常駐し、徐々に崩しながら調理していただくという流れ。
――なんだろう。この、細身の肉塊をまわりから剥がしていく過程に、そこはかとないエ口スを感じるのは僕だけかしr……ゲフンゲフン
身ぐるみ剥がしたら、色鮮やかなキャベっちゃんがお目見え。\ハァイ!/
お肉様を平らに浸して、ようやっとまともな「お鍋」っぽくなった……かと思ったけど、それにしても、明らかに肉の分量が狂ってるよね、うん。意識的に他の具材を上部に持ってこないと、肉しか見えねえ!
ちょっと違うけど、マンガなんかで目にする「丸々1頭分の獣肉を突っ込んだ豪快鍋」的なふいんきを感じる……。髭もじゃのオッサンが山小屋で、ガハハと笑いながら調理している感じのアレ。
ネギをまぶして、完成でござる。
ありがとう! そしてありがとう!
お味に関しては、冒頭の記事でTakiさんがわかりやすく言及しておられますが、辛い料理が苦手な自分でもモグモグ食べられるくらいの、ちょうどいい感じの「ピリ辛」具合。ちなみに当方、一般的なカレー屋さんの「中辛」でもお水必須で汗ダラダラになる程度の舌です。
パッと見、これだけ量があれば途中で飽きてくるんじゃないかという懸念も最初にあったけれど、意外にそんなこともなく。そういう味付けにしているのかはわからないけれど、濃すぎず、薄すぎず、長く食べ続けられるおいしさでございました。トッピングを加えてもOK!
お腹いっぱい食べて、1人前が2,000円しないというお値段も魅力的。このお値段と分量なら、グループで訪れても、「試しに頼んでみようぜ!」と提案しやすいように思いまする。特にこれからの季節は、お鍋が大活躍する時期でもあり。もっかい食べたい。
そんなこんなで、「九州黒太鼓」さんのメニュー「肉肉肉×29盛り鍋~辛味噌大山仕立て~」の感想記事でございました。まっこと、ごちそうさまでございました!
店舗情報
ジャンル:九州名物料理と個室
アクセス:JR池袋駅 西武口 徒歩3分
住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-16-8 藤久ビル東3号館B1(地図)
姉妹店:ベルサイユの豚 錦糸町 | ベルサイユの豚 池袋
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情報掲載日:2015年12月4日