2015年12月4日12時54分
愛知県碧南市で1998年、馬氷一男(いちお)さん(当時45)と妻里美さん(同36)夫婦が絞殺された事件で、強盗殺人罪などに問われている堀慶末(よしとも)被告(40)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が4日、名古屋地裁であった。検察側は「2人の子どもと平穏に暮らしていた夫婦の首を次々と絞めて殺害し金品を奪った。犯行は冷酷で残忍だ」と述べ、死刑を求刑した。弁護側が午後、最終弁論し、同日結審する。判決は今月15日に言い渡される。
堀被告は、2007年に名古屋市千種区で見ず知らずの女性を殺害し、遺棄した「闇サイト殺人事件」で12年7月に無期懲役が確定。同年8月に碧南事件などで逮捕された。
この日午前の公判で、堀被告は、碧南事件で逮捕されてから現在に至るまでを振り返り、「人の命の重みを痛感した。(事件当時)犯罪の恐ろしさ、不条理さを理解し切れていなかったと思う」と述べた。
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朝日新聞社会部
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