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COP21開幕 18年ぶりの新たな合意を目指す
11月30日 19時01分

COP21開幕 18年ぶりの新たな合意を目指す
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京都議定書以来18年ぶりとなる地球温暖化対策の新たな枠組みの合意を目指す国連の会議、COP21がさきほどフランスのパリで開幕しました。このあと安倍総理大臣をはじめ、アメリカのオバマ大統領や中国の習近平国家主席などおよそ150の国と地域の首脳が演説を行い、温暖化対策の合意の重要性を訴えます。
COP21は途上国を含むすべての国が参加する2020年以降の温暖化対策の枠組みの合意を目指すもので、パリ近郊の会場では今月13日の同時テロ事件を受けて厳重な警備態勢が敷かれるなか、日本時間の午後6時すぎに開幕しました。これまで会場には安倍総理大臣をはじめ、アメリカのオバマ大統領や中国の習近平国家主席などおよそ150の国と地域の首脳が次々に到着し、午後7時すぎから首脳級の会合が始まりました。まもなく始まる首脳級の会合では、冒頭で同時テロ事件の犠牲者に黙とうをささげたあと、フランスのオランド大統領が演説を行う予定です。午後8時すぎからは、首脳が順に演説し、各国が取り組む温暖化対策や新たな枠組みの重要性を訴える予定で、6年ぶりに首脳が集まったCOP21では合意に向けた機運が高まっています。
一方で、事前の交渉では先進国と途上国とで温暖化対策を担う責任に差をつけるのかや、途上国の排出削減や温暖化による被害に対し先進国がどこまで資金支援を行うかなどについて根深い対立が続いています。30日から始まった2週間の会議で各国が対立を乗り越えて京都議定書以来18年ぶりとなる新たな枠組みの合意を得ることができるのか、ぎりぎりの交渉が続くことになります。

各国首脳到着で最大限の警備態勢

COP21の会場では安倍総理大臣やアメリカのオバマ大統領などおよそ150の国と地域の首脳が到着するのに合わせて、最大限の警備態勢が敷かれています。
COP21は日本時間の午後6時すぎに始まり安倍総理大臣のほか、アメリカのオバマ大統領や中国の習近平国家主席などおよそ150の国と地域の首脳が次々に会場に到着しています。今月13日の同時テロ事件のあとフランス全土は現在も非常事態宣言が出されていて、パリ近郊にあるCOPの会場は爆発があったサッカースタジアムからおよそ5キロの場所にあることもあり最大限の警備態勢が敷かれています。
フランス政府は警察官およそ2800人を投入し、シャルル・ドゴール空港やパリ中心部と会場を結ぶ高速道路を一時、通行止めにしているほか、会場周辺では武装した兵士らが警戒に当たる姿が見られました。また、会場内でも国連の警備担当者、100人以上が警戒にあたり、首脳が到着するエリアの立ち入りが厳しく制限されています。会場の入り口付近では担当者が参加者のかばんなどを確かめ、所持品の中に危険物がないか入念に確認するなど会場とその周辺は厳戒態勢となっています。

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