2015年11月30日18時24分
町全体が16の島々で構成されるため役場が長く隣の市に置かれてきた沖縄県竹富町で30日、老朽化で建て替える新たな役場庁舎を町内外どちらに置くかを問う住民投票が開票され、町内の西表島が多数を占めた。川満栄長町長は報道陣に「民意をしっかり受け止めて前へ進めていきたい」と述べ、2017年度に西表島での新庁舎建設に着工したい意向を示した。
開票結果は西表島東部の大原地区が1459票、石垣市内が1140票、無効46票だった。投票は町内5島の計8カ所で29日に実施。当日有権者は3296人、投票率は80・25%。
約50キロ四方に広がる竹富町内の島々では、国の出先機関が置かれて商業地も発展している石垣島(石垣市)との行き来が頻繁で、かつては石垣市との合併が検討されたこともあった。
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