あなたはどれ？原因と痛み方が違う3種類の頭痛-「緊張性頭痛」「偏頭痛」「群発頭痛」

多くの日本人が頭の痛みに、悩まされています-広がる頭痛持ちの原因とは

実は頭の痛み、原因が様々でその原因により、痛みも変わってくるのです。

ですので、自分に合った対策を行わなければ、頭の痛みが治まるどころか、余計に悪化してしまうケースも少なくありません。

頭の痛みに悩んでいるという方は、まず自分がどのタイプか見極める必要があると言えるでしょう。

まず、頭の痛みには大きく分けて、３つの種類があると言われています。(参考：重大な病気のサインを見逃さないで！~頭痛の正しい対処法~)

 1つ目の頭痛の種類「緊張型頭痛(緊張性頭痛)」-締め付けられるようにこめかみが痛い！

この症状は筋肉のコリや血行不良で起こりやすくなります。

長時間のデスクワークや、スマートフォンなどを見続けていると、首や肩の筋肉が凝りやすくなり、結果血流が滞ってしまうのです。

すると脳に十分な酸素や栄養素が、行き渡らなくなる為、痛みを感じてしまいます。

緊張型頭痛の痛みの特徴は「頭が締め付けられるように痛い」・「一定の鈍い痛みが続く」と感じる方が多いようです。(参考：緊張性頭痛の特徴と対処法)

筋肉のコリや血行不良が原因で起こるので、ストレッチやお風呂で体をほぐす事が、改善に有効と言われています。

2つ目の頭痛の種類「偏頭痛」-ガンガン脈打つようにこめかみが痛い！

この症状は脳の血管が炎症を起こし、痛みを発生するのが特徴です。

原因はまだはっきりとは解明されていませんが、ストレスや疲労、気圧の変化や女性ホルモンの関わっていると言われています。

特に女性に多い症状で、頭の片側だけまた両方がズキン・ズキンと脈を打つように強く痛みます。

体を動かすと血流が良くなり、余計に痛みが増すので、体を休める事が大切です。

また血管が広がり炎症を引き起こしているので、痛みがある部分を冷やすケアも有効でしょう。

最近は緊張型と偏頭痛、両方の症状を発症するケースが、増えてきていると言われています。(参考：偏頭痛の予防法から治療法まで)

3つ目の頭痛の種類「群発頭痛」-眼の奥が抉られるように痛い！

目の後ろを通っている内頸動脈が広がり、炎症が起きる事で起こると考えられています。

1度症状が起こると目をえぐられるような、強い痛みを発生させる為、早めの受診がお勧めです。

また1度、痛みが起こり始めると毎日、決まった時間に痛みが出ます。

特に男性に多いのが特徴で、痛みは1時間から2時間程度続くのが一般的です。

改善にはまず専門医を受診し、アルコール類を控える、規則正しい生活習慣を行うなど、ライフスタイルを見直しましょう。

このように、頭痛が起こる原因、そして痛み方は様々です。

自分のタイプが分からないという場合は、専門医に相談し適切な治療を受ける事が、質の高いライフスタイルを送る為に、大切と言えるでしょう。