司葉子、親友・原節子さん訃報嘆く「永遠に記憶に残る女優」

2015年11月26日9時3分  スポーツ報知
  • 東宝撮影所にて年頭インタビューに応じ、紙風船つきに興じ笑顔を見せる原節子さん(1955年12月31日撮影)

 原節子さんの訃報が発表された25日、長年にわたって公私に交流の深かった女優の司葉子(81)、香川京子(83)らがコメントを寄せた。42歳で公の場から姿を消し、素顔は数々の伝説を残しベールに包まれていたが、ごく限られた親友とは、今年の夏前にもやり取りがあるなど晩年になっても元気だったことが伝わってくる。

 原さんが母親役を演じた「秋日和」で娘を演じるなど何度も共演し、私生活でも親交の深かった司。女優の中で最も親しかった一人だ。

 「残念です。原さんは骨折しても病院に入らない人でしたから、肺炎をこじらせたのでしょう」と我慢強さが逆に体を弱らせてしまったことを気遣った。

 今年の夏に入る前にも電話で話していた。話すときは、いつも1時間くらい、飽きることなく語った。司は話の内容は明かさなかったが「何から何まで話しました」と90歳を超えても元気だったといい、「新聞をよく読む方で、政治や映画の話もしました。大女優である反面、プライベートでは非常に普通の感覚を持った人だった」と振り返る。

 「出会えたことは幸せでした。ある時は姉妹のように親しく。先に逝かれた小津(安二郎)先生を始め、みんなが歓迎し、今頃は映画の話をしていると思う。永遠に記憶に残る女優さんだと思います」と語った。

 また「東京物語」で共演している香川は、「明るく元気で、美しくて品の良い方でした。『東京―』でご一緒できるのがすごくうれしかった」と懐かしむ。その撮影中の思い出として「尾道ロケでは部屋が隣で。お話ししたのを覚えています。まるでお姉さんのように優しく接してくださった」という。

 また女優の引退を選択したことには「もったいないと思いましたが、お考えがあったのだと思う。鎌倉にいらっしゃることは耳にしていましたが、お話しする機会がなかったのですごく寂しいです」と在りし日をしのんだ。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
芸能
今日のスポーツ報知(東京版)
V9時代の報知新聞を復刻