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野々村元県議、初公判を欠席=「精神的に不安定」―政務活動費詐取事件・神戸地裁

時事通信 11月24日(火)15時13分配信

 日帰り出張を多数繰り返したなどとする虚偽の収支報告書を作成し、政務活動費などをだまし取ったとして、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた元兵庫県議野々村竜太郎被告(49)の初公判は24日、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で開かれる予定だったが、野々村被告は欠席し、この日の公判は中止された。
 
 弁護人によると、野々村被告は出廷する予定だったが、約10日前から精神的に不安定になり通院していた。22日昼ごろから、マスコミ関係者とみられる人物が大阪市内の居所を訪れ、呼び鈴を鳴らされるたび警察に通報するなど、さらに精神的に不安定になった。
 24日早朝、出廷しようと玄関を出たところ、マスコミ関係者とみられる人物と鉢合わせして家に戻り、午前8時半ごろ、「精神的に出廷できる状況にない」とのメールが送られてきた。弁護人は説得を試みたが、本人の意向が強く欠席となったという。佐茂裁判長は、延期後の日程について「検察、弁護人と協議する」として退席した。
 野々村被告は24日更新したブログで「私に取材する等接触、追い回しや脅迫などの全ての行為を固くお断り申し上げる」などとコメントした。
 起訴状によると、野々村被告は2011〜13年度の政務調査費や政務活動費について、虚偽の収支報告書を作成。県が同被告に支出した計1684万円のうち、約913万円をだまし取ったとされる。
 この日は、傍聴席80席に対し、605人が並び、関心の高さをうかがわせた。 

最終更新:11月24日(火)17時32分

時事通信