経営再建中のシャープは19日、フルハイビジョンの4倍の画質の4Kテレビの今年度の国内の生産台数を昨年度の2倍とする方針を明らかにした。台数は示さなかったが10万台弱とみられる。同日、国内向けにテレビを生産している栃木工場(栃木県矢板市)を報道陣に初公開。慢性的な赤字体質から一時は工場撤退も検討されていたが存続をアピールした。
「この栃木で今後もテレビを中心にきっちりと開発・生産をしていきたい」。小谷健一・デジタル情報家電事業本部長は報道陣にこう述べ、撤退を否定した。一方、中国とマレーシアの工場の存続については「さまざまな検討をしている」と述べるにとどめた。
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