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2015年11月24日 08時33分 UPDATE

崖っぷちのシャープ、「4Kテレビ」生産倍増で“生き残り”賭ける 撤退検討の栃木工場も存続へ (1/2)

シャープは4Kテレビの今年度の国内の生産台数を昨年度の2倍とする方針を明らかにした。撤退も検討されていた、国内向けにテレビを生産している栃木工場は存続する。

[産経新聞]
産経新聞

 経営再建中のシャープは19日、フルハイビジョンの4倍の画質の4Kテレビの今年度の国内の生産台数を昨年度の2倍とする方針を明らかにした。台数は示さなかったが10万台弱とみられる。同日、国内向けにテレビを生産している栃木工場(栃木県矢板市)を報道陣に初公開。慢性的な赤字体質から一時は工場撤退も検討されていたが存続をアピールした。

画像 工場(堺市)から直送された、4Kテレビ用のパネルの保護膜をはがす作業員ら=19日、栃木県矢板市のシャープ栃木工場(織田淳嗣撮影)

 「この栃木で今後もテレビを中心にきっちりと開発・生産をしていきたい」。小谷健一・デジタル情報家電事業本部長は報道陣にこう述べ、撤退を否定した。一方、中国とマレーシアの工場の存続については「さまざまな検討をしている」と述べるにとどめた。

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