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海洋紛争は国際法で解決が重要11月22日 4時27分
マレーシアを訪れている安倍総理大臣は、日本時間の21日夜、シンガポールのリー・シェンロン首相と会談し、南シナ海で中国が人工島を造成している問題を含め、海洋を巡る紛争は、国際法に準拠した形で解決を目指すことが重要だという認識で一致しました。
マレーシアで開かれているASEAN=東南アジア諸国連合関連の首脳会議に出席している安倍総理大臣は、日本時間の21日午後9時前からシンガポールのリー・シェンロン首相と会談しました。
この中で安倍総理大臣は、南シナ海で中国が人工島を造成している問題について、「南シナ海における大規模な埋め立て拠点構築など、現状を変更し緊張を高める一方的行動は国際社会共通の懸念事項だ」と指摘しました。そのうえで安倍総理大臣は、中国と対立するフィリピンが国際的な仲裁裁判所に申し立てを行ったことは、「法の支配に立脚し、海洋を巡る紛争を平和的に解決する手段として支持する」と述べました。
これに対し、リー・シェンロン首相は公海の航行や上空飛行の自由の重要性を指摘し、両首脳は、南シナ海の問題を含めて海洋を巡る紛争は、国際法に準拠した形で解決を目指すことが重要だという認識で一致しました。
また安倍総理大臣は、シンガポールとマレーシアの首都・クアラルンプールを結ぶ高速鉄道の整備計画で、新幹線が導入されることに強い期待感を伝えました。
この中で安倍総理大臣は、南シナ海で中国が人工島を造成している問題について、「南シナ海における大規模な埋め立て拠点構築など、現状を変更し緊張を高める一方的行動は国際社会共通の懸念事項だ」と指摘しました。そのうえで安倍総理大臣は、中国と対立するフィリピンが国際的な仲裁裁判所に申し立てを行ったことは、「法の支配に立脚し、海洋を巡る紛争を平和的に解決する手段として支持する」と述べました。
これに対し、リー・シェンロン首相は公海の航行や上空飛行の自由の重要性を指摘し、両首脳は、南シナ海の問題を含めて海洋を巡る紛争は、国際法に準拠した形で解決を目指すことが重要だという認識で一致しました。
また安倍総理大臣は、シンガポールとマレーシアの首都・クアラルンプールを結ぶ高速鉄道の整備計画で、新幹線が導入されることに強い期待感を伝えました。