19日、大阪府吹田市内に日本初の英語村となる「OSAKA ENGLISH VILLAGE(オオサカ イングリッシュ ビレッジ)」がオープンする。韓国には英語村ができて10年以上になるが、日本では初めてだ。韓国の語学教育関連企業「YBM時事」が手がける。
空港・レストラン・警察署・テレビ局など23の施設のミニチュアを作り、子どもたちが好きなところへ行って12-16人ずつ20-40分間にわたり各状況に合わせた英会話を学ぶもので、北米出身のネイティブ・スピーカー講師45人が指導する。
正式オープンに先立ち16日に行われたプレビュー(事前開場)イベントには数千人が集まった。近隣の幼稚園や小中学校の幼児・児童ら約30人はトライアル・レッスンも受けた。「ネイティブ・アメリカン文化体験」をした地元の小学5年生 10人は「おもしろかった」と喜んだ。幼稚園児の息子と一緒に来た女性(40)は「新しい方法で英語を教えるというので来てみた」と語った。
韓国側の見方としては、注目すべきポイントは2つある。1つめは韓国の英語教育産業が海外で通用するかどうかということだ。韓国ではアジア通貨危機(1997年)前後の英語ブームで英語教育が発達し、TOEICの点数も伸びた。2013年時点でTOEICの平均点数は韓国人が632点、日本人は512点だ。ミン・ソンシクYBMホールディングス会長は「20年前は英語教材を買い求めるために日本に毎月出張したが、最近は日本の会社の方がうちの教材を買っていくことも多い」と話す。
2つめは、サムスンのスマートフォンも破れなかった「1万円の壁」をYBM時事の英語村が破れるかということだ。鞠重鎬(クック・ジュンホ)横浜市立大学教授は「『韓国製品=低価格』というイメージが強く、これまで1万円を上回る韓国製品が日本でヒットしたことはない」と言った。OSAKA ENGLISH VILLAGEの入場料は平日半日で子ども5400円、大人2300円で、おみやげ店やカフェもある。YBM時事は入場者の目標を1年目30万人、3年後には50万人と見積もっている。