デモでボロボロの機動隊バス、韓国野党が入れ換え予算を拒否

新政治民主連合「警察の放水車購入予算の要求は一切認めない」

 野党・新政治民主連合は17日「デモに対する過剰な鎮圧はもうやらせない」との理由から、警察が要求している来年度の放水車購入予算を大幅に削減すると表明し、物議を醸している。

 野党はさらに義務警察官(兵役の代わりに警察に勤務する警察官)の安全管理に必要な機動隊バスの新車への交換についても「デモを防ぐ車壁として利用されているので、予算は一切認められない」としているが、この野党の方針に対しては「行き過ぎ」との指摘も相次いでいる。

 新政治民主連合所属で国会予算決算特別委員会幹事を務める安敏錫(アン・ミンソク)議員は17日、同党の院内対策会議に出席した際「警察による過剰鎮圧に対する懸念や抗議の声が根強い」とした上で「来年度予算案については細かくチェックを行い、無駄な部分については全て削減する」と発言した。

 野党が削減の対象としている警察庁の予算は四つで▲バリケードなど警備のための予算9億ウォン(約9500万円)▲老朽化した交通監視カメラの交換など情報収集活動予算18億ウォン(約1億9000万円)▲警察の機動力強化のための予算として老朽化した機動隊バスの入れ換えなど113億ウォン(約12億円)▲義務警察官支援のための放水やカプサイシン噴射器購入予算の20億ウォン(約2億1000万円)などで、総額は160億ウォン(約16億9000万円)に達する。いずれもデモの鎮圧などと関連するものばかりだ。安議員は「デモ参加者に対する攻撃用放水車については国民の間で怒りが高まっている」「放水があくまで護身用であることを立証できなければ(関連予算は)全額認めないし、攻撃用放水車の購入予算も一切出さない」などとも発言した。

キム・ウンジョン記者
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