鈴木友里子
2015年11月10日21時09分
ソニーは10日、「ベータ」方式の家庭用ビデオカセットの出荷を2016年3月末で終えると発表した。1980年代に家庭用ビデオ規格の主導権争いで「VHS」方式に敗れ、近年はベータのビデオデッキを持つ一部の顧客のためだけに生産していた。
ベータ方式のカセットは75年に発売され、84年度には約5千万巻を出荷していた。ただ、VHSとの規格争いで需要が失われ、今年度の出荷は400巻程度の見通し。ソニーはベータ方式のビデオデッキの生産は02年に終了している。地上アナログ放送が終了し、地上デジタル放送を録画できないことも出荷終了を決める理由になったという。
ベータとの争いに勝ったVHSも、ハードディスク(HDD)内蔵型DVDレコーダーなどの普及で需要がしぼみ、ほとんどの社がデッキ生産を終えている。
ソニーは同時に、01年に発売されたデジタルビデオカメラ用の「マイクロMVカセット」の出荷も終了する。マイクロMV方式のビデオカメラの生産は05年に終了している。
出荷終了にともなう問い合わせはフリーダイヤル(0120・000・488)で受け付ける。(鈴木友里子)
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