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面白い「ライブ盤」を求めて KIRINJIインタビュー
インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:豊島望(2015/11/10)
6人編成のバンドになってからは初のアルバム『11』を昨年8月にリリースし、秋には初の全国ツアーを敢行したKIRINJI。今年に入ると4月の『ARABAKI ROCK FEST』を皮切りに数本のフェスに参加し、生まれ変わった姿をより多くの人にアピールしてきた。そんな中、6月に行われたビルボード公演のライブ音源にポストプロダクションを施し、『11』を再構築した『EXTRA 11』がリリースされる。
ライブDVDやYouTubeの存在によって、「音楽を聴くこと」と「映像を見ること」の距離が縮まり、ライブ盤の位置付けが変化する中にあって、このKIRINJIのアプローチは非常に興味深い。そして、昨年発表されたアルバムを、この短いスパンで新鮮な作品にガラリと変えることができたのは、年齢も性別も背景も異なる六人の集団であるKIRINJIが、今も急速なスピードでバンドとして進化していることの表れだとも言えよう。堀込高樹、田村玄一、千ヶ崎学、コトリンゴの四人に話を訊いた。
KIRINJI(きりんじ)
1996年10月、実兄弟である堀込泰行(vo & gt)、堀込高樹の二人で「キリンジ」を結成。97年CDデビュー。2013年4月12日のツアー最終日をもって堀込泰行が脱退。<兄弟時代>17年の活動に終止符を打つ。以後、堀込高樹がバンド名義を継承、同年夏、新メンバーに田村玄一/楠均/千ヶ崎学/コトリンゴ/弓木英梨乃を迎えバンド編成の「KIRINJI」として夏フェス出演を皮切りに再始動。新体制初のレコーディングは大貫妙子トリビュートアルバムにて「黒のクレール」をカヴァー。2013年12月には新体制初となるワンマンライブ「KIRINJI LIVE2013」も東京・大阪で開催。新たに男女混成バンドとして新鮮なアンサンブルを披露。2014年夏、レコードレーベルをVerve/ユニバーサルミュージックに移籍してアルバム『11』をリリース。2015年7月22日にはシングル『真夏のサーガ』、11月11日にはスペシャルアルバム『EXTRA 11』をリリース。
KIRINJI - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
初めてバンドでやる楽しさを知りました。(コトリンゴ)
―まずは去年初めて全国ツアーを回ってみての手応えから話していただけますか?
千ヶ崎(Ba,Syn,Vo):いやもう、とにかく楽しかったです(笑)。もちろん最初はそれぞれに緊張もあったと思うんですけど、ツアーになると生活も一緒っていう時間が続くから、呼吸が合ってくるんですよね。それはツアーならではだなって。
堀込(Vo,Gt):ツアーが終わって何週間後かに、坂本真綾さんのトリビュートのレコーディングがあったんですけど、『11』を録ったときとはまた違う、ナチュラルな演奏が録れたんですよね。ハーモニーのダビングも、前はお互いの声に頑張って合わせるみたいな感じだったのが、自然に合わせることができるようになっていました。
田村(pedal steel,steel pan,Gt,Vo):徐々にみんながポテンシャルを発揮するようになったというか、特にコトリさんとか弓木ちゃんが伸び伸びしてきて、演奏しながら、「今日はすごいな」って思ったりしましたね。まあ、男連中は昔から一緒にやってきているのでそこまで代わり映えはしないんですけど、女性が二人いることでかなり新鮮なツアーでした。ライブ後の打ち上げも含め(笑)。
『KIRINJI BBL SPECIAL NIGHTS』@Billboard Live TOKYO 撮影:戸塚由真
―華やかさが違いますよね(笑)。コトリさんはいかがでしたか?
コトリンゴ(Vo,Pf,Key):信頼感が強まったというか、私がちょっとへましても、リズム隊の楠さんと千ヶ崎さんががっちり合っているので、すぐに戻って来れる安心感があるんです。どんどんリズムも合うようになって、初めてバンドでやる楽しさを知りました。
―バンドのメンバーとして活動するのは初めてですよね?
コトリンゴ:初めてです。一人とか、もしくはトリオだと、わりとやりたい放題やっても許されますけど、バンドだとそうもいかないことがありますよね。(田村)玄さんがいつも美味しいフィルを入れてくるんですけど、かっこいいのを弾かれると、「私もそれ弾きたい」って、フィルの取り合いみたいになっちゃって(笑)、そういうのは気をつけないとって思いました。
堀込:でも、そこで「1番はコトリさん、2番は玄さん」って決めちゃうのもつまらないからね。
田村:前の「キリンジ」だったころはそこがきっちりしてたんですけど、今は自由なんです。だから、偶然やったことの重なり具合がものすごくいいときもあるんですよね。
―メンバー六人に加えて、去年のツアーから矢野博康さん(元Cymbals。現在は作曲家、音楽プロデューサー)が参加されてますよね。そもそも、なぜ矢野さんが参加することになったのですか?
堀込:いくつかの曲で打ち込みを使っているので、それをコントロールするマニピュレーターが必要だったんです。
田村:つまり、楠に伸び伸びやってもらうためっていう(笑)。
―前までは、その役目を楠さんがやっていたと。
堀込:キャリアが長いわりに、みんなそれは不慣れだったんですよ(笑)。でも、矢野さんはその辺バッチリだからお願いして、でもそれだけっていうのもなんだから、パーカッションとか、曲によってはシンセも弾いてもらって、ビルボードのライブではドラムを叩いてもらったりもしています。
千ヶ崎:矢野さんに入ってもらって、初日のクオリティーが上がりましたね。もともと矢野さんは監督気質というか……。
―プロデューサーでもありますもんね。
田村:そうですね。周りをいつも見渡しているし、全部の音を聴いてる。
千ヶ崎:ライブ中にちょっと「あれ?」ってなると、矢野さんが勘付いてこっちを見てくれて、肝心なところで「行くよ」って、目で合図してくれるんですよ。実は矢野さんは同じサークルの先輩で、もう20年以上の付き合いなんですけど、一緒にツアーを回るのは初めてだったので、不思議な感じもありつつ、すごく嬉しかったですね。
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