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福井“ヒゲ線”日中は6本から4本に削減か 福井駅西口延伸で市、説明一転福井市の福井鉄道福武線の市役所前−福井駅前間(通称ヒゲ線)が来春、JR福井駅西口広場まで延伸されるのに伴い、一時間当たり現行で六本ある日中の本数が四本に減る可能性が高いことが分かった。九日の市議会一般質問で市側が明らかにした。地元への「六本維持」との説明が一転。説明責任を問われそうだ。 堀川秀樹議員(市民クラブ)の質問に、中西賢也特命幹が「鉄道事業者(福鉄)が相互乗り入れのダイヤも含めて調整中だが、安全・安定性を考慮して四本になる可能性があると聞いた」と答えた。市側が情報を得たのは七月上旬。「決定ではなく、六本になるよう最大限の努力をしている」と強調した。 福鉄は「安定的な運行、分かりやすいダイヤに向け検討を進めている。市役所前での乗り換えも含め、総合的に利便性を確保する」と取材に答え、減る可能性は高そうだ。 現在のヒゲ線は四百三十五メートルだが、福井駅前電停を百四十三メートル先の西口広場に移設する。途中に電停を設ける計画もあったが、来春の運行開始後、利用者の動向や地元の要望を踏まえて検討する。 新ホームの設置工事や線路工事など延伸関連の費用は総額七億二千万円に上る。堀川議員は「議員の質問に対し『現在の利便性を確保』などと答弁してきた根拠や裏付けは何だったのか。あまりにも無責任」と市の対応を批判。検証の甘さを指摘したが、中西特命幹は「必要な検証は行ってきたんだろうと思う。情報が入り、状況確認や検討などを行っているところ」と答えるだけだった。 (北原愛) PR情報
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