どうも、海外就活生のはっしーです。
ニュージーランドで就活する際の大きな悩み。
それは、「オークランドで就職するか否か?」です。
オークランドは140万人の人口を抱える、ニュージーランド最大の都市。当然ながら、求人の数はクライストチャーチやウェリントンなどの他の都市とは比べ物にならないほど多いです。
じゃあオークランドで就職すればいいじゃん、何が問題なの? と思われる方も多いでしょう。これがいろいろとあるんですよねぇ。
永住権の申請で不利になる
永住権の取得が目標になっている場合、できればオークランド以外で就職した方がいいです。なぜかというと、ニュージーランドの永住権申請はポイント制になっており、オークランド以外の都市で就職すると、申請のためのポイントが30ポイント貰えるからです。(2015年11月現在)
永住権の審査はポイントが高い人から優先的に行われるため、少しでもポイントを稼いだほうが有利。筆者もゆくゆくは永住権を取りたいと思っているので、オークランドでの就職には、あまり食指が動きません。
一極集中の弊害が多い
ニュージーランドでは、オークランドへの一極集中が社会問題のひとつとなっています。
なにせ、オークランドの人口だけでニュージーランド全体の人口の3分の1に達する上、南島全体の人口よりも多いというムチャクチャな状況なので、そりゃいろいろと問題も起きます。
まず住宅価格の高騰。オークランドの住宅価格は、持ち家・賃貸問わず、バブルとも思える勢いで上がり続けており、都心部に住むのは大変です。昨年は、それにつけこむかのようなとんでもないワンルームマンションが登場して話題にもなりました。
次に交通渋滞。前述のとおり、都心部に住むのが難しいオークランドでは、多くの人が郊外に住んでいます。その人たちが毎日一斉に都心部に出勤してくるので、そりゃ大渋滞になります。看板がこんな落書きをされる始末。
SunLive - Billboard fun a jab at city traffic - The Bay's News First
ニュージーランドに住みたい! と思っている人には、山、海、ひつじ、といった、のどかな雰囲気が好きな方が多いでしょうから、わざわざニュージーランドに来てまで、そんな人の多いところで働くのか? という疑問を抱きがち。筆者もクライストチャーチののどかな雰囲気が気に入っているので、また都会で働かなくてもいいやん、と思ってしまいますね。
ニュージーランド人がオークランド嫌い
これは筆者の個人的な例ですが、自分の周りのニュージーランド人にオークランドが好きな人間が見当たらないのです。
皆口をそろえて、
「オークランドはやめておけ」
「住むところじゃない」
「人が多すぎる」
「せわしなさすぎる」
「トーキョーと変わんないぞ」
と言うばかりです。
えー、そんなに住みにくい街なの? オークランド。
とはいえ
求人の多い街には違いないので、オークランドを候補に入れるのと入れないのとでは、就職のしやすさは当然変わってきます。
周りの情報を聞く限り、オークランドで積極的に仕事を探す気にはなれない。でも移民の身分としてはあまり贅沢も言ってられません。
第一、筆者自身、オークランドにはまだ行ったことがないのです。
せっかく大きなマーケットなのに、食わず嫌いのまま、敬遠していてもいいのか??
それは自分の可能性を狭めているだけではないのか???
ということで、オークランドに来ました。
(オークランドのシンボル、スカイタワー。東京タワーくらい高い)
何事も自分の目で見なければわかりませんからね。しばらくオークランドに滞在して、いろいろな人の意見もききながら、この街で就職するのがアリなのかナシなのか見極めてきます。
第一印象は、高低差が多くて海が近い、歩くのが楽しそうな街って感じです。ウェリントンも歩くのが楽しいのは似てますが、そちらは可愛らしい街、オークランドはいかにもオトナの街という印象ですね。
確かに人は多いですが、東京の人混みを知っている我々からすればなんてことはありません、笑
ってなわけで、数日はオークランドからの更新となります。引き続きおつきあいくださいませ。それでは。