セルフエスティームの意味は、人が自分の自己概念と関連づける個人的な価値および能力の感覚のことらしい。簡単に言うと私は生きる価値がある 私には人並みの能力がある と感じることみたいだ。
セルフエスティームを高める方法
ありのままの自分が認められる経験。
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他人の拒否を恐れず自分を表現しはじめる。
失敗を恐れず課題に挑戦しはじめる。
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成功も失敗もいっしょに味わう。
問題を特定化する。
自他分離をはかる。
問題解決スキルの獲得。
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仲間のために何かをする経験。
困難なことがあっても何かをやりぬく経験。
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セルフエスティーム上昇。
親が子供を信じてくれなかった
セルフエスティームを高める方法を知らずに、いつの間にかセルフエスティームを高めることをしていたような経験があった。高校2年生の時に原付免許を取得したのだけれどバイクを買うお金はなかった。もちろん親がバイクを買ってくれるということもなかった。 せっかく原付の免許を取得したのにバイクに乗れないなんてどうしたものか。 それが自分のバイク事情だった。
バイクに乗る方法がきっとあるはずだ。 絶対にあるはずだ。 自分は行動を起こすことにした。 原付免許を取得して3日後に早朝の新聞配達をしようと決意! 父親にそのことを話すと「新聞配達はできないでしょ! 無理、無理」 とあっさり言われた。親に新聞配達をしようと考えていることを否定されたとしてもさ。自分は失敗を恐れず新聞配達のバイトをすることにしたんだ。
毎日、午前2時に起き、新聞屋から与えられたカブに乗って新聞屋に向かう。 新聞を配り終え、時間に余裕があったら仮眠をし、高校に通う日々。それは、高校に通いながら新聞配達もする自分への挑戦だった。幸いにも自宅から徒歩15分の所に高校があったのもよかったのだと思う。
しかし新聞配達で失敗もあった。いつも午前2時に目覚まし時計をセットしていたのだけれど目覚ましが鳴っていたにも関わらず、鳴った音に気づかずそのまま寝てしまった。新聞屋のおじさんから自宅に電話があり、大慌てで新聞屋に向かったこと。 以降、目覚まし時計をもう1つ購入し2度とそのようなことがないようにした。 雪の日に坂の上にカブを止めて近くの家に新聞を配ろうとした際、カブが倒れて新聞が坂の下にどばーと落ちてしまい泣きそうになってしまったこと。 以降、雪の日に坂の上でカブを止める時、倒れないように注意して止めるようにした。
マンションの中にいると思われる飼い犬が放し飼いにされていたようで、新聞を配ろうとしたら追いかけられてしまったこと。こればかりは何も対策はできなかった。 振り返れば様々な失敗があった。 しかし自分が高校に通いながらも新聞配達を休まずにできたこと。 新聞をポストに入れようとした時に、ちょうど家から人が出てきて「新聞配達いつもありがとう。顔見ると若いけれど学生さん?」と言われ「はい、高校生です」と答えたらびっくりされ「高校生なのに偉いね」と言われたこと。
あの時、とても嬉しくて、でも恥ずかしいような気分になった。 雨の日も風の日も雪の日も自分が新聞を配りきることができたのはとてもいい経験になったし、困難なことがあっても挑戦するという行動は大きな財産となった。これから先、もっと困難なことにぶつかる時があると思うけれど、その度に高校生の時に新聞配達をしていた自分を思い浮かべる。
「新聞配達をやり抜いたのだから、きっと大丈夫!」 そう言い聞かせてる。
あなたも知らずにセルフエスティームを高めているのかもしれない。
ユーリオ的まとめ
高校生時代、ずっと同じ地区を配っていたからさ。今でも何となくあの道を通って新聞配ってたみたいな記憶がうっすらとあるんだよね。新聞屋から映画の券をもらってさ。映画を観るんだけどね。途中、睡魔に負けていつも寝てたんだよ。自分が新聞屋から貸し出されたのはカブなんだけどさ。すでに地球一周はしているぐらいの距離を走っていてね。大丈夫かなと思いながら運転してたっけ。途中、壊れたけど。
振り返るとテスト期間中も新聞配ってたからね。今そういうことできるかって聞かれたら無理だろう。新聞屋で仕事している人は様々な経歴の人がいてさ。風俗で働いている娘と本気の恋に落ち、将来、結婚を考えていると言っている人がいたり、弁護士になるために勉強している人がいたりさ。あとは変なおじさんがいてね。たまたま新聞屋で2人っきりになった時にさ。
「実は俺、宇宙人なんだよ。みんなには内緒だよ」
なんて言ってくる人がいてね。表情見たら真顔なんだよ。冗談で言ってきたのか本気で言ってきたのか今でも真意は分からない。ただ、その変なおじさんの影響ではないんだけどさ。これだけ宇宙にいろんな惑星があるからね。宇宙人がいるんじゃないかって思ってる。
さいごに「親が子供を信じれば子供の才能が開花する事例3つ」の記事でね。自分はこんな発言をしたんだ。
自分は子育て経験はないけどさ。大多数の人間が子供を無能呼ばわりしたり、落第生扱いしたとしてもね。自分はその子供を信じて長所となるいい部分を見つけたい。
親が子供を信じれば子供の才能が開花する事例3つ - ユーリオニッキ
これは自分が高校生の時にさ。新聞配達をしようと決意! 父親にそのことを話すと「新聞配達はできないでしょ! 無理、無理」 と自分のことを信じてくれないことがあってね。今でも気持ち悪いぐらいおぼえている出来事なんだよ。何であの時、きっとユーリオなら新聞配達できるって言ってくれなかったんだろう。今でも引っかかっている。
自分は例え無理だとしてもダメだったとしても、できるよ、信じてるよって言って欲しかった。だからなのかな。将来、結婚できて子供が生まれたらさ。小津安二郎監督の東京物語じゃないけどね。普通に育ってくれさえすればいい。子供が何かしたいと自主的に言ったならばさ。「無理無理」なんて言わずに「きっとできるよ」と背中を押せる親になりたい。そんな風に思っています。