こちら読みました。
PVや収益をブログで公開することの是非...というより「やり方が優雅さに欠けてない?」という問いかけ。
このブログはアフィリエイトもアドセンスもやってなくて(Amazonの商品紹介idもはてな)言及元のブログより徹底して「収益化とは無縁なブログ」です。
じゃあブログの収益化に否定的かといえば違って、価値観が違うんだなと感じるだけです。価値観が違っても面白い記事はあるし、そうでなければ読まないし。
一方で、冒頭のブログ記事と同じく「優雅さに欠ける」は感じます。この違和感を自分は「人の死を名前で書くか数で書くか」と表現しちゃうんですけれど、画面向こうの「読者」が見えていない記事だな、と思うことはある。「数で書いた相手本人」に対して直接「お金になってくれてありがとう!」という不躾さを感じません?
でもこの話題って多分、先行者利益というか、既得権益のある人が言っても意味がない気がします。ブログには「反応をダイレクトに返してくれるブロガー仲間やTwitterのフォロワー」以上にたくさんの「無言の読者」がいると体感できるまでかかりますし。どうしてもブログ初期って、前者を意識してしまう。
そんなことより、この手の話題盛り上がるといつも迷うことがありまして。
アフィリエイトもアドセンスもやってない自分は、広告収入を得てる人たちよりブログに対して誠実なのか?はたまに思う。ビジネス的な誠実さはやっぱ低いんじゃないの?て。
— 三森 (@Yuki3Mori) 2015, 10月 31
このブログは「収益化とは無縁なブログ」なんですが、その理由のひとつは好きに書きたいからです。
以前こんな記事を書いて、
ブログを始めたきっかけは?と聞かれたら、そこには初期衝動があった気がします、自分。ある日伝えたい衝動がコップの縁から溢れて書き始めたんじゃないかなー。
そういうブログって、自分以外にもあると思うのですね。最初勢いがあったブログで、いつの間にか更新途絶えた、のをたま見かける。駆け抜けた速さ分、初期衝動が終わったのかな、とか。
書きたい衝動が湧き上がった時に、思うように書きたい。そして「続けるために続けてるんですか?」の問いに答えられなくなる前にちゃんとやめたい。
でもこれって、広告収入を得てる人たちよりブログに誠実なのか?は微妙な気もしてます。ビジネス的な誠実さは低いな、と思う。
この誠実さ、うまく言語化できないんですが、特定のテーマを扱うことであったり、情報の更新を怠らないことだったり、読者とスポンサー双方に気を使う表現であったり。推敲して読みやすい文章を、もあると思う。
けれども自分は、ビジネス的な誠実さより、書きたい衝動を優先させちゃいます。
そして優先させる時「だって読むほうは無料でしょ」が頭をよぎる部分はあるかもしれない。収益化しないのは、自分に誠実なブログ書いてる自分の、せめてもの相手に対する誠意、悪く言えば言い訳なんじゃないかしら。
普段ブログのテーマを「本屋のPOPのように、誰かが本や文房具と出逢うきっかけになれば」と説明しながら、実際にはいうほどその「誰か」を向いてる訳ではなくて、書くほうに焦点寄っちゃってるのが、自分でなんだかなーと思う時があります。
もちろん「本屋のPOPのように」も本心で、このブログきっかけで「本読みました、読書ノート買いました!」と反応いただくと嬉しいんですよ?ブログにアップする写真撮ってるとき、これ誰かに教えたいとも思うし。
でもなんとなくここの優先順位が間違ってるようなしっくりこないような...謎のジレンマ。
とりとめなく終わっちゃいますが、そんなことをよく迷うんです。書きたいのか伝えたいのか?もしくは伝わってほしいのか?どれが一番大切か?
あわよくばすべて一致するような書き手になれれば嬉しいんですけどねー。精進精進。
でも、そういう迷いとかジレンマとかが、そのままブログになればそれも楽しいと思うのです。衝動を形にしたらブログになった、みたいな。