検索キーワードボリュームとあなたのウェブサイトの順位チェック方法

2015年7月23日
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SEOやリスティング広告を行う際に以下の要素は重要です。


  • ・キーワードの検索ボリューム
  • ・あるキーワードで検索した際のあなたのウェブページの順位


SEOを行う場合は、検索ボリューム、順位どちらも見ていく必要があります。
なぜなら、競合サイトが多く、その競合サイトの検索エンジンの評価があなたのサイトと比べ物にならない程高い場合は、施策を行っても上位10位以内に入らない場合もあります。

それでも全く検索ボリュームが無いキーワードでSEOを行っても無駄な労力となってしまうケースもありますので検索ボリュームは重要です。


キーワードの難易度は高すぎても低すぎても効果がでません


・難易度の高すぎるキーワード(ビッグワード)

単一のページで施策を行っても、難易度の高いキーワードはなかなか成果が出にくい。


・難易度が低すぎるキーワード(超ニッチワード)

施策を行って上位表示されても、そもそも検索される機会が少なく集客に結びつかない。


検索キーワードを選定する場合は、あなたのサイトの現在のGoogleからの評価と、競合サイトの評価を相対的に見てSEOを行いましょう。




検索キーワードボリュームの調べ方

Googleでいくつか無料のツールがあり、Google AdWordsや、Google トレンドなどが提供されています。
その他ツールでは、SimilarWebも競合サイトを分析する際に活用できます。

Google AdWords

Google AdWordsは、リスティング広告を行う事ができますが、「運用ツール」メニューの中に「キーワードプランナー」という機能があります。日本国内での検索ボリュームを調べるには地域と言語を日本語にし、SEO施策のキーワードを入力し「検索」をクリックします。「キーワード候補」タブをクリックすると、完全一致検索の検索ボリュームが表示されます。

※Googleアカウントが必要ですので事前に取得しておきます。


Google トレンド

Google トレンドでは、該当するキーワードの過去のおおよその推移を調べる事ができます。また今後の傾向予測も点線で表示されます。ウェブ上で検索されるキーワードが季節商材の場合や、新しいブランドの傾向などを確認する際に便利です。




多くのキーワード検索順位を調べる方法

ウェブサイトの検索順位を調べるには、実際にそのキーワードで検索エンジンで検索してみるという事がまず考えられます。
ただし、5キーワード以上になってくると手間がかかりますのでその他の方法をご紹介します。


クラウドベースの自動順位チェックツール

統合SEOツールのSpresseoなら、自社の順位と競合の順位を自動で取得して比較することができます。
グループ化してコンバージョンごとに平均順位を見ていく事で、特定のキーワードに関連するコンテンツの評価が下がっていないか監視することができます。
Googleアナリティクスとの連携機能で、順位と全体の集客を同時に確認する事ができます。
その他にも内部最適化機能や、被リンクチェック機能も付属していて、SEOの実践から効果測定までトータルで管理する事ができます。
※無料試用版有り

spresseo-image


無料の順位チェックツール

順位チェックツール Rank Reporterを使用すれば、自サイトだけでなく競合サイトの順位も自動的に取得する事ができ、その履歴を時系列で把握する事ができます。
毎日定期的にチェックをされたい場合はオススメです。


Search Console(旧ウェブマスターツール)

Googleの提供するSearch Consoleを使用すれば、管理されているサイトが検索された際の順位、キーワードの月間検索数、クリック数の概要がわかります。無料の順位チェックツールとの大きな違いは、あくまでご自身で管理されているサイトのみが対象となる事です。




競合サイトの傾向を調べる方法

SimilarWeb

競合サイトの集客を調べる際に便利です。完全に一致するわけではないと思いますが、過去の訪問者数の推移や、流入経路、上位の検索キーワードがわかります。




インフォメーショナルキーワードに対しては訪問者が興味を持ちそうなコンテンツに誘導

リスティングには向かないキーワードもあります。集客を増やす事ができてもすぐに収益にならないキーワードが該当するかと思います。
例えば、このページを訪問されている方は、「キーワードのボリュームを確認する方法」を知りたい方がほとんどだと思います。
キーワードで言うならば「検索 ボリューム」で検索されてからこのページへ到達していると思います。
このようなキーワードは、情報を調べる為のキーワードになり、リスティング広告などで費用をかけていくべきではありません。

インフォメーショナルキーワードは認知には役立ちます。
実際にはこのような即収益化されないキーワードをきっかけに、何回も様々なキーワードでサイトを訪れ、どこかのタイミングで製品やサービス名を知ってコンバージョンへと結び付くケースも多くあります。
またキーワード検索母数の調べ方がわかった訪問者が、次に興味を持ちそうなコンテンツへ誘導していくというのも効果的です。
インフォメーショナルクエリについては、「インフォメーショナルクエリの特徴 時系列で見やすいページが重要」でも解説しています。




実際に検索されたキーワードを確認する方法

Googleが無料で提供しているGoogle AnalyticsとSearch Consoleを活用して、結果を確認できます。


Google Analyticsで検索キーワードを確認

ウェブサイトのアクセス解析を行えるGoogle Analyticsを導入していれば、ページ単位でどのようなキーワードで検索されて訪問されているかを確認する事ができます。
詳しくは、「Googleアナリティクスで検索訪問者のキーワードを調べる」で解説しています。
※ただしGoogleからの検索は「not provided」と表示され、オーガニック検索からの訪問キーワードは確認できません。
Yahoo!経由であれば確認ができますのであくまで参考として確認するくらいとなります。


Search Consoleで検索母数とクリック数を確認

Search Consoleの場合は、ページ別でもGoogleの検索結果画面に表示された回数(インプレッション)と、訪問した数(クリック数)の確認が可能です。
詳しくは、「検索結果ページ(SERP)に自分のページが表示されている回数を確認」で解説しています。




SEO業務を効率化するツール

実際に当ブログでも使用している作業効率化の為のソフトウェアです。

Spresseo

spresseo-todo

Spresseoは順位・被リンク・内部最適化・レポート機能が付属したクラウドタイプのSEOツールです。
SEOの実践からその効果まで総合的に管理する事ができます。
データの集計作業はツールにまかせて、SEOを効率化しましょう。
2週間の無料試用版も公開しています。


Sitemap Creator

Sitemap Creatorはクローラーの道筋を示すXMLサイトマップファイルを自動的に生成してGoogleに通知する機能を持ちます。
大量のコンテンツを持つウェブサイトや複数のウェブサイトのXMLサイトマップの作成をスケジュールで自動化する事ができます。


このブログ以外にも管理しているウェブサイトが複数あり、毎日それぞれのXMLサイトマップを自動生成し、検索エンジンへの通知も行いますのでサイトマップに関してはほとんど何もする必要がありません。
コンテンツが多いWordPressで作ったウェブサイトの場合、プラグインを使用すると負荷がかかったり、バージョンアップの際にトラブルが起こる事がありますが、Sitemap Creatorならプラグインを使わずに集中管理できます。