12.9インチのiPad Proが11月より発売が開始される予定となっていますが、ディスプレイサイズが12インチのMacBookよりも大きいものとなることから意外とどちらを購入しようか迷っている方も多いようです。僕の知り合いの人も「iPad ProとMacBookのどっちを選んでいいのか分からない」と悩んでいました。
iPad Proでブログの運営は可能か検証
iPad ProとMacBookのどちらを選ぶかは、各ユーザーさんの使い方次だと思います。
僕はブログを書いているのでブログの更新のしやすさという観点から判断からすると、まだiPad Proは早いのかなと感じます。やはりMacBookになってしまうでしょう。まだ発売前なので憶測でしか書くことができませんがiPad ProとMacBookを比較してみます。
まず、iPad ProとMacBookのスペックの比較です。
| モデル | iPad | MacBook |
|---|---|---|
| OS | iOS9 | OS X El Capitan |
| ディスプレイ サイズ |
12.9インチ | 12インチ |
| 解像度 | 2,732 x 2,048ピクセル 264ppi |
2,304 x 1,440ピクセル 226ppi |
| デフォルト スケーリング 解像度 |
1,366 x 1,024ピクセル | 1,280 x 800ピクセル |
| CPU | Apple A9X 4コア?? |
Intel Core M 2コア 1.1GHz/1.2GHz |
| RAM | 4GB | 8GB |
| ストレージ容量 | 32GB/128GB | 256GB/512GB |
| タッチパネル | ○ | × |
| キーボード | ○(別売り) | ○(内臓) |
| トラックパッド | × | ○(内臓) |
| スタイラスペン | ○(別売り) | × |
| 背面カメラ | 800万画素 | × |
| 前面カメラ | 120万画素 | 480p |
| ポート | Lightningコネクタ | USB-C |
| 価格 | 32GB:799ドル(約96,000円) 128GB:949ドル(約114,000円) |
128GB:148,800円 256GB:184,800円 |
| Apple Pencil | 99ドル(約12,000円) | × |
| Smart Keyboard | 169ドル(約20,000円) | × |
| 合計金額 | 32GB:1,067ドル(約128,000円) 128GB:1,217ドル(約146,000円) |
128GB:148,800円 256GB:184,800円 |
128GBモデルならほぼ同じ価格
iPad ProのApple PencilとSmart Keyboardは別売りですが、ブログを快適に更新することを目的とするため、アクセサリは購入することを前提に話を進めます。
32GBモデルの合計金額で1,067ドル(約128,000円)、128GBモデルを選択すれば1,217ドル(約146,000円)とMacBookとほぼ同じ価格になってしまいます。
これは悩むわけですよね...。
サクサク動くのはiPad Pro(多分)
OSが異なるのでCPUやRAMの比較は全く意味のないものですが、iPad Proに採用されるA9XはMacBookに搭載されているCore Mよりも性能が高い可能性があります。というか、iPhone 6s/6s PlusのA9プロセッサがすでにCore Mの性能を抜いているとも。
そしてiOSはOS Xと比較してもサクサク動作するので性能の高いA9Xプロセッサとの組み合わせで超快適な操作感をもたらしてくれることになるはずです。
OS Xを搭載しているMacBookはOS X El Capitanによってだいぶ動作が軽くなって使いやすくなりましたが、おそらくiOSとiPad Proの組み合わせの方がスムーズに動作するんじゃないのかなと思っています。
操作性の違い
画面が大きいのはiPad Pro
ノート型のMacBook(12インチ 2,304 x 1,440ピクセル)よりもタブレット型のiPad Pro(12.9インチ 2,732 x 2,048ピクセル)の方が画面は大きく、解像度もより高くなっています。一画面で表示することができる情報量はiPad Proの方が多いということになります。
ウィンドウ操作できるMacBook
ただし、実際の作業エリアで考えた時はiPad Proは1画面か2画面分割表示のどちらかしか選ぶことができません。
MacBookはスケーリング解像度を設定することができ、より広い作業スペースを確保することができウィンドウ操作もでき、ウィンドウのアプリ間の連携、ファイルの操作などがは確実にしやすいと言えます。
タッチ操作ができるiPad
iPad Proはタッチパネルを搭載しているので感覚的に操作できます。写真の加工についても感覚的に行うことができるので、もしかするとMacBookで写真加工をするよりも簡単にできる可能性はありそうです。
しかし、ブログを書く場合はタッチパネルは重要な項目ではないでしょう。むしろ、タッチ操作しかできないという点が文字入力の操作性を悪化させているように感じます。
iOS9から搭載されたiPad専用のショートカットキーによって文字装飾などの機能で弱点を補填していますが、タッチパネルを使っての文字を選択する作業のしにくさなどの問題があります。
この辺りの使い勝手は実際にSmart Keyboardを使ってみないことには判断できないかもしれませんね。
iPadはブラウザを2画面表示することができない
iOS9からはSplit Viewという2画面表示機能が搭載されました。2つのアプリを同時に表示させて操作するというものです。Split Viewによって作業性が大きく向上したiPadではありますが、現行のiOS9では同じアプリを2画面同時に表示させることができません。
つまり、Safariで何かを調べながらブログを書くという作業が現時点では出来ないのです。これってかなり致命的のようにも感じるのですが。
今後、サードパーティ製のアプリのGoogle ChromeなどがSplit Viewに対応する可能性は高いのでこの問題はあっさりと解決するかもしれませんが、現時点ではブラウザを2画面同時に表示させることはできません。
MacBookなら同じアプリを2画面で表示し操作することも可能。
まあ、当たり前のことなんですけどね。
はてなブログなら公式のiPadアプリがあり、しかもSplit Viewに対応しているので、Safariで調べ物をしながら記事を書くことが可能です。
でも、このアプリが出来ることが限られているのでこれだけを使ってブログを更新するのは少々難しいようにも感じます。
個人的にWordpressの公式アプリがSplit Viewに対応していないのも痛いかも。ちなみに、HTMLやCSSの操作はiPad向けのFTPアプリなどがありますので、特に問題ではないでしょう。
膝に置いての作業が厳しいiPad
ノート型のPCパソコンを使っていると、こんな感じで膝に置いて記事を書くこともあると思います。
見ての通り、膝の上に置いての作業も安定性は抜群です。キーボードも歪むこともないので非常に快適にキーボードを叩くことができます。
一方、iPad Proのキーボードはあくまでカバー型なのでかなり不安定になることが想像できます。ちなみに、Smart keyboardの配列はUSキーボードだけしか対応していないようです。なのでJIS配列に慣れている方はミスタップが増える可能性がありそうですね。
iPad Air 2と外部キーボードで試してみました。やってみたら全然参考にならなかった。
Appleのワイヤレスキーボードがしっかりしているので意外と安定性はいいのですが、たとえカバー型のキーボードの剛性が高かったとしても、アルミの筐体でガッチリしディスプレイの角度も調整することができるMacBookの安定性は間違いないでしょう。
結論:ブログの運営ツールとしてはiPad Proは厳しい
最初から分かりきっていた結論だったようにも感じますが、ブログを運営するツールとしてはiPad Proは少し難があるといえるでしょう。同じ価格帯のMacBookを買ったほうがはるかに快適に作業をすることができます。
では、どのような人がiPad Proを買ったら幸せになることができるのか。
ちょっとだけ考えてみたのですが、明確な答えは思いつきませんでした。AppleがApple Pencilを使ってデザインをするプレゼンをしていましたが、商業デザイナーでこんな感じで絵を描くことって少ないと思います。
ただ、iOS9から搭載された2画面表示機能(Split View)を使って何かの作業をするときは9.7インチのiPad Air 2でも画面が小さいと感じるので作業を同時にしたいというユーザーには嬉しいデバイスになるのかもしれません。