米Googleが、Windows、Mac、Linux向けのChromeブラウザのバージョン46へのアップデートで、端末のマイクに向かって「Ok Google」と発声することで音声検索を起動する機能を削除した。米VentureBeatが10月16日(現地時間)に最初に報じた。
この機能は2013年11月に拡張機能として使えるようになり、2014年5月リリースのChrome 35から標準機能として提供されてきた。Chromeの[設定]→「検索」で有効/無効を設定できた。
Googleは14日のアップデートの際、リリースノートにはこの機能削除について触れていなかったが、Chromeのヘルプフォーラムで16日に、「これらのプラットフォームでは多くのユーザーがこの機能を有効にしていなかったから」削除したと説明した。
Chromebook(Chrome OS搭載のPC)のブラウザおよびAndroid端末ではOk Googleでの音声検索起動は残っている。
なお、音声検索自体は現在も可能だ。新しいタブのマイクアイコンをクリックすることで起動できる。
Googleは14日にはChromeの「通知センター」機能の終了を発表した。終了の理由はこちらも「ほとんど誰も通知センターを訪れなかったから」としている。
通知センターもOk Googleも、それなりにメモリやCPUを消費する機能だった。「Web高速化」を目指すGoogleは、使われていない機能はパフォーマンス向上のために積極的に削っていく方針なのだろう。
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