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バター不足解消に生乳の入札制度を導入へ
10月17日 4時43分

バター不足解消に生乳の入札制度を導入へ
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バターの品薄がここ数年続くなか、農林水産省は、乳業メーカーが原料の生乳を調達しやすくなる新たな入札制度を導入し、バター不足の解消を目指すことになりました。
バターなどの原料となる生乳の取り引きは、酪農家を保護する国の制度によって、全国に10ある指定団体の農協が酪農家から生乳を集めて一括して管理し、乳業メーカー各社との年に1回の交渉で量や価格が決まります。
この制度では、バターや生クリームなど乳製品ごとに、あらかじめ生乳を配分する量が決められており、市場のニーズに柔軟な対応が取りにくくなっています。
さらに酪農家の減少や、鮮度が優先される生クリームへの利用が多くなることから、ここ数年スーパーの店頭などでバターの品薄が続いていました。
このため農林水産省は、生乳の取り引きの一部に使いみちを限定しない入札制度を新たに導入し、来年度からまず2年間、試験的に始めることになりました。農林水産省では、バターが不足した際に入札を行えば、乳業メーカーが生乳を調達しやすくなるとして、今回の制度改革をバター不足の解消につなげたいとしています。

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