文在寅氏、元慰安婦らと教科書国定化反対訴え

韓国史教科書の国定化問題を批判 「親日派独裁を美化」
一部では「元慰安婦を教科書論争に巻き込む必要あるのか」との声も

 野党・新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表は14日、ソウル市鍾路区の在韓日本大使館前で、旧日本軍の元慰安婦たちが問題解決を求めて行っている「水曜集会」に参加し、韓国史教科書の国定化問題を批判した。

 文代表が元慰安婦たちによる水曜集会に参加したのは、民主統合党の大統領選挙想定候補者だった2012年8月以来、3年2カ月ぶりのことだ。

 文代表は集会で「朴槿惠(パク・クンヘ)大統領には(日本の)安倍(晋三)首相の歴史歪曲(わいきょく)を批判する資格はない。戦争犯罪を認めない安倍政権と同じように、朴槿惠政権もまた「自虐史観を清算する」として、歴史教科書で親日派の独裁を美化しようとしている」と主張した。

 この日、文代表が水曜集会に参加して、韓国史教科書の国定化問題に言及したのは、「国定教科書=親日派」というイメージを形成することで反日感情を刺激し、教科書の国定化に反対する世論を形成しようという野党側の戦略の一環だ。だが、党内では「左派、右派を問わず歴史的な評価が変わらない元慰安婦たちまで歴史教科書論争に巻き込む必要があるのか」という問題提起もある。

 水曜集会は1992年に始まって以来、今回で1200回目を迎えた。文代表は元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さん(87)、金福童(キム・ボクトン)さん(89)とあいさつを交わした後、民衆歌謡『岩のように』を歌った。

 文代表は「わが党は歴史の歪曲を阻止し、(元慰安婦の)おばあさんたちの名誉を必ずや回復する。『慰安婦の日』を定め、中国などとも協力して、慰安婦関連の記録を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記録遺産への登録を目指す」とも主張した。

ウォン・ソンウ記者
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