ニュース
Google、「Google Chrome」の“通知センター”を廃止する方針を明らかに
Chrome OS版ではサポートを継続
(2015/10/15 15:14)
米Google Inc.は14日(現地時間)、「Google Chrome」の“通知センター”を廃止する方針を明らかにした。
「Google Chrome」は2010年から通知機能をサポートしており、Chromeアプリや拡張機能はWeb標準化される以前からプッシュ通知を受け取ることができた。しかし、デスクトップではユーザーが席を外していることが少なくなく、その間の通知は見ることができない。そのため2013年、「Google Chrome」に“通知センター”が実装された。Chromeアプリや拡張機能からの通知を集約しストックしておける“通知センター”があれば、ユーザーはいつでも見逃した通知をチェックすることができるはずだった。
ところが、“通知センター”が実際に利用されることはあまりなかったようだ。そこでGoogleは「Google Chrome」をシンプルに保つため、今後リリースされる「Google Chrome」で“通知センター”を削除することにしたという。“通知センター”にのみ送られた通知はエラーとなるほか、“通知センター”に関連するAPIは利用できなくなるのでChromeアプリや拡張機能の開発者は注意が必要だ。
なお、“通知センター”が削除されるのはWindows/Mac/Linux版のみで、Chrome OS版では引き続き“通知センター”が利用できるとのこと。また、その他の通知機能は今後も利用可能で、これまで通り動作するという。
URL
- Chrome ブラウザ
- https://www.google.com/intl/ja/chrome/browser/
- Chromium Blog: Streamlining Notifications on Desktop
- http://blog.chromium.org/2015/10/streamlining-notifications-on-desktop.html
- Google Chrome - 窓の杜ライブラリ
- http://www.forest.impress.co.jp/library/software/googlechrome/
最新記事
- 脆弱性を修正した「Wireshark」v1.12.8が公開、次期バージョン「Wireshark 2」RC版も[2015/10/15]
- Google、「Google Chrome」の“通知センター”を廃止する方針を明らかに[2015/10/15]
- 最新版が公開されたばかりの「Flash Player」に未修正の脆弱性、標的型攻撃への悪用も[2015/10/15]
- デバッグ機能やMarkdownプレビュー機能が改善された「Visual Studio Code」v0.9.1[2015/10/15]
- 「Google Chrome 46」正式版、24件の脆弱性を修正[2015/10/14]
- 「EmEditor Professional」v15.4.0が公開。「EmTerm」など旧製品は開発終了・無償に[2015/10/14]
- 短編フリーゲームのコンテスト“第20回3分ゲーコンテスト”、審査結果を発表[2015/10/14]
- タブをサポートした「Adobe Acrobat DC」「Adobe Acrobat Reader DC」の最新版が公開[2015/10/14]
- Adobe、「Adobe Flash Player」「Adobe AIR」の定例セキュリティアップデートを実施[2015/10/14]
- Microsoft、「Skype」を統合した「Windows 10 Insider Preview」Build 10565を公開[2015/10/13]