2015.10.15 11:30(2/2ページ)

【乾坤一筆】アメフットと二刀流…胸高鳴ったラグビー代表・山田の可能性

【乾坤一筆】

アメフットと二刀流…胸高鳴ったラグビー代表・山田の可能性

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
サモア戦でトライを決める山田(左)。“二刀流”を実践していた

サモア戦でトライを決める山田(左)。“二刀流”を実践していた【拡大】

 山田はW杯1次リーグのサモア戦でトライ。注目していた当方としても、何だかうれしい気がした。楕円(だえん)球を扱い、相手のタックルをかわして前進する点も同じ。山田のアメフット日本代表入りも夢ではないのでは…という素人考えで、プレーも見たことのあるアメフット関係者に聞いてみた。

 「ラグビー(のBK)は接触プレーが少ない感じ。まだサッカーに近い印象。タックルの質が違うし、同じフットボールでもかけ離れている」

 アメフットは防具を装着してプレーする。特別なプレーを除きRB、リターナーはいったんボールを保持したら前進し続けるしかない、など想像以上に違いはあった。ヘインのファーストプレーはファンブル。今季5試合に出たが、いい成績を残せていない。畑の違う競技のトップレベルでは苦労するのも当然だ。

 とはいえ、ノジマ相模原の関係者は「山田選手が来てくれたことでこちらの刺激になったし、彼も刺激になったのでは。また来てくれるのならうれしいですが…」という。2019年の日本W杯を控えた山田がアメフットの舞台で再びお目見えするのは、現実的にはあり得ない。それでも、“二刀流男”が気になり続けることだろう。

吉松 祐(よしまつ・ゆう)

 1989年入社。大阪サンスポ運動部でプロ野球・ダイエー(現ソフトバンク)、阪神を担当。2000年シドニー五輪などを取材。09年から運動部デスク、昨年3月から東京サンスポ運動部デスク。趣味のフットサルでは、悪い意味での「不動の1トップ」。

(紙面から)