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玄海原発1号機 廃炉計画まとまる10月14日 16時09分
廃炉が決まっている佐賀県の玄海原発1号機について、九州電力が30年にもわたる廃炉作業の第1段階の工程として、原子炉内の放射性物質の除染などにおよそ6年かかるとした計画をまとめたことが分かりました。
原発事故の影響で運転を停止している玄海原発1号機は、運転開始から15日で40年を迎えますが、九州電力は、原則40年に制限されている運転期間を延長するための安全対策には、多額の費用や年数がかかるなどとして、ことし3月に廃炉を決め、作業の計画作りを進めています。
この計画について、九州電力はすでに廃炉作業が始まっている静岡県の浜岡原発を参考に、原子炉の解体など全体で30年程度かかると見込み、作業を4段階に分けて工程を組んでいます。このうち第1段階の工程について、原子炉の配管などに残った放射性物質の除染や放射性物質を含まない2次系と呼ばれる設備の解体を行うほか、使用済み核燃料を取り出す作業を始めることを決め、こうした作業におよそ6年かかるとした計画をまとめたことが分かりました。
玄海原発1号機の廃炉にあたって、九州電力は、地元の佐賀県と玄海町が安全性について意見を述べる「事前了解」の対象とするよう安全協定を見直すことにしていて、関係者によりますと、来月にも新しい協定を結ぶ方向で調整が進められています。九州電力は、こうした地元との調整が終わりしだい、廃炉の計画を原子力規制委員会に申請する方針で、認可が得られたあと、廃炉の作業を始めることにしています。
この計画について、九州電力はすでに廃炉作業が始まっている静岡県の浜岡原発を参考に、原子炉の解体など全体で30年程度かかると見込み、作業を4段階に分けて工程を組んでいます。このうち第1段階の工程について、原子炉の配管などに残った放射性物質の除染や放射性物質を含まない2次系と呼ばれる設備の解体を行うほか、使用済み核燃料を取り出す作業を始めることを決め、こうした作業におよそ6年かかるとした計画をまとめたことが分かりました。
玄海原発1号機の廃炉にあたって、九州電力は、地元の佐賀県と玄海町が安全性について意見を述べる「事前了解」の対象とするよう安全協定を見直すことにしていて、関係者によりますと、来月にも新しい協定を結ぶ方向で調整が進められています。九州電力は、こうした地元との調整が終わりしだい、廃炉の計画を原子力規制委員会に申請する方針で、認可が得られたあと、廃炉の作業を始めることにしています。