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 自民党外交部会などは14日の合同会議で、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産として、中国が申請、登録された「南京大虐殺の記録」について、日本政府が登録撤回を提案するよう求める決議をまとめた。ユネスコの分担金・拠出金の停止などの対応も求めた。

 外務省によると、記憶遺産にはこれまで348件が登録されたが、登録が撤回された事例はない。

 会議では、「南京」を審査した国際諮問委員会が開かれたアブダビ(アラブ首長国連邦)に「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長の高橋史朗・明星大教授が外務省の民間協力者として派遣されていたことも報告された。