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小6少女が特許取得 缶を自動分別するごみ箱 夏休みの自由研究きっかけに
愛知県安城市の丈山小学校6年、神谷(かみや)明日香さん(12)が、磁石の力を利用してスチール缶とアルミ缶を自動的に分別するごみ箱を開発し、特許を取得した。公益社団法人発明協会(東京)によると、小学生の特許取得は非常に珍しい。神谷さんは「特許が取れるなんてびっくりした」と喜んでいる。
ごみ箱はプラスチック板などを組み合わせた直方体で高さ約90センチ。内部に仕切りがあり、スチール缶入れとアルミ缶入れに分かれている。
投入口はアルミ缶入れの真上に設けた。アルミ缶はそのまま真下に落ちるが、スチール缶は磁石の力で反対側に落ちる仕組み。全てホームセンターで手に入る安価なもので作った。
神谷さんがごみ箱を作ったきっかけは、昨年の夏休みの課題として出された自由研究。祖父がスーパーを営んでおり、自動販売機のごみ箱のスチール缶とアルミ缶を仕分けするのを見て着想を得た。
父の豊明さん(40)と協力して作製に取り掛かり、約3週間かけて完成した。磁石は投入口の下にぶら下げた小さなプラスチック板に張り付けたが、当初はスチール缶が磁石にくっつき、うまく仕分けられなかった。試行錯誤を重ね板の大きさや形を調整した。
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