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地方創生は大学から 若者定着へ就業体験

 秋田県立大は2017年度から、秋田大、秋田高専と共同で、学生の県内インターンシップ(就業体験)を実施し、卒業生の県内定着率向上を目指す。13日に県立大の小間篤学長が記者会見で構想を発表した。
 3校は、地方創生の大学版である文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択された。事業は卒業生の県内定着率について、5年間で10ポイント以上の改善を図る。インターンは実現に向けた取り組みの一つ。
 県立大によると、インターンは企業や業界団体が企画することが多い。中小企業から「学生を受け入れたいが企画が難しい」との声があったほか、学生から「作業を手伝うだけで、無給のアルバイトのようだった」との感想もあった。
 3校はインターンの企画段階から参加し、学生が地元企業に関心を持つようなアドバイスをする。将来は国際教養大、秋田公立美術大、日赤秋田看護大など県内の他大学にも参加を呼び掛ける。
 県立大によると、今春就職した学生285人の場合、県内の就職は55人で19.3%にとどまった。


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2015年10月14日水曜日

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