推定4兆ウォン(現在のレートで4180億円)以上をマルチ商法で詐取したとされるチョ・ヒパル被告の側近カン・テヨン容疑者(54)が中国の公安当局に検挙された。
大邱地検によると、カン・テヨン容疑者は10日(現地時間)昼、中国・江蘇省無錫市の集合住宅に潜伏しているところを公安当局に捕まったとのことだ。
カン・テヨン容疑者は早ければ今月中にも韓国に送還されると見られる。このため、チョ・ヒパル被告が隠匿した財産の行方や、死亡したとされるチョ・ヒパル被告の生死について真相を解明する捜査も急展開するものと予想される。
「檀君以来最大の詐欺師」と呼ばれたチョ・ヒパル被告は2004年から5年間、「医療機器リース業で30-40%の高収益が得られる」と偽り、投資家3万人から資金4兆ウォンをだまし取った。チョ・ヒパル被告は新規会員から集めた金で先に加入した会員に利息を支払い、資金繰りをしていたが、詐欺がばれて08年12月に中国に密航した。カン・テヨン容疑者は当時、チョ・ヒパル被告が会長を務めていたマルチ商法の会社で副会長を務め、財務などを総括したため、「チョ・ヒパル被告の側近」と言われている。カン・テヨン容疑者も08年に中国に密航したが、この日、7年ぶりに検挙されたものだ。カン・テヨン容疑者はチョ・ヒパル被告がだまし取った数千億ウォンに達する資金の一部を管理していたと見られる。
また、最近再びささやかれていた「チョ・ヒパル生存説」の真相も明らかになるのではと注目されている。警察庁知能犯罪捜査隊は12年5月、「チョ・ヒパル被告が昨年12月18日夜0時15分、中国で急性心筋梗塞により死亡し、同月23日に火葬されたことを確認した」と発表した。警察はチョ・ヒパル被告と一緒に事業をしていた仲間が撮影した葬儀場の動画や死亡診断をした中国人医師との面談などで同被告が死亡したと判断したという。
だが、3万人に達する詐欺事件の被害者は「チョ・ヒパル被告が死んだとは信じがたい」として、希代の詐欺師が死を装っている可能性があると主張している。