「冷え込んだ韓日関係、二つの車輪で光を当てたい」

「新・朝鮮通信使」自転車大遠征、東京に向け出発
ソウル・景福宮前で出発式、寒さの中熱い決意
「日本の友だちと共に幸せに」 小学生が手紙託す

「冷え込んだ韓日関係、二つの車輪で光を当てたい」

 50人からなる「新・朝鮮通信使」自転車ツアーの一行が、11日午前9時、ソウル市の景福宮興礼門前の広場に終結した。一行の裏側には韓日両国の友好・親善を象徴する太極旗(韓国国旗)と日章旗が掲げられた。約400年前、国王に謁見(えっけん)して江戸(東京の旧称)に向かった朝鮮通信使のように、韓日両国を代表する「新・朝鮮通信使」のメンバーもまた、景福宮で両国政府の関係者たちが激励する中、東京に向けて力強い疾走を始めた。アン・スクヒョンさんの『船歌』が1900キロの長旅に出た一行の無事完走を祈願した。

 朝から小雨がぱらつき、体感温度は5度以下に下がったが、「韓日友好関係の修復」という任務を担った一行の決意は熱かった。独立運動家キム・ウジョンさんの息子でツアーに参加するトンジェさんは「かつての朝鮮通信使の足跡を再現しながら、両国の歴史的な痛みを乗り越え、互いに信頼を深めたい」と話した。山口県出身のメンバー木村佳孝さんは「きょうの気温はこの3-4年間の冷え込んだ日韓関係を反映するかのようだが、私たちの二つの車輪で両国関係に光を当てたい」と話した。

 ソウル三陽小学校の児童たちが一行を通じ、日本の子どもたちに贈る手紙も寒さを和らげた。25人の児童を代表し、50通の手紙を手渡したチェ・ジョンフ君(12)は「手紙にチンダルレ(カラムラサキツツジ)の花煎(花びらを押し付けたせんべい)とキムチの絵を描き、おいしく食べる方法を書いた。日本の友だちと共に幸せになりたいと思う」と話した。50人が友情のメッセージを託す予定だ。一行を率いる柳仁村(ユ・インチョン)団長(元文化体育観光部〈省に相当〉長官)は「小さな一歩だが、大きなうねりを起こし、韓日両国が『近くて近い国』になる一助となりたい」と述べた。

 別所浩郎・駐韓日本大使は祝辞で「朝鮮通信使の『交隣外交』の精神をよみがえらせ、日韓関係のさらなる発展のため決意を固める旅路になることを願う」と述べた。朝鮮日報のホン・ジュンホ発行人は「『新・朝鮮通信使』が北東アジアの歴史的な和解の道を切り開く先導者の役割を果たしていくことだろう」と語った。韓日議員連盟会長を務める与党セヌリ党の徐清源(ソ・チョンウォン)最高委員は「自転車の二つの車輪のように、運命共同体である韓日両国が望ましい未来に向けて進む里程標になることを願う」と述べた。この日の出発式には、韓日親善協会のキム・スハン会長、鄭宗燮(チョン・ジョンソプ)行政自治部長官、セヌリ党の沈允肇(シム・ユンジョ)議員、大韓サイクル連盟の具滋烈(ク・ジャヨル)会長(LSグループ会長)、テウン製薬のユン・ジェスン会長、日本の国際交流基金の山崎宏樹・ソウル日本文化センター長などが出席した。

 「新・朝鮮通信使」の出発式の模様は毎日新聞や共同通信、NHK、TBSなど日本メディアも現地取材を通じて報じ、関心を寄せた。

成好哲(ソン・ホチョル)記者 , 安俊勇(アン・ジュンヨン)記者
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