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 JR信越線(高崎―横川)が開業して15日で130周年に迎えるのを前に、SLの臨時列車「130周年記念号」が11日運行され、安中市の横川駅周辺は大勢の観光客や鉄道ファンらでにぎわった。

 記念号は午前11時ごろ、予定より数分遅れで横川駅に着いた。ホームでは県立安中総合学園高校和太鼓部の6人が軽快な太鼓や笛の演奏で出迎え、SLを背景に記念撮影する乗客ら約450人でにぎわった。駅前では特産品の販売コーナーや昭和期の信越線を紹介する写真展などが人気を集めた。

 息子2人と高崎から乗車した会社員小沢悟さん(36)は「前方の車両に乗れて汽笛がよく聞こえ、煙が車内に入ってきた」と笑顔を見せ、次男の拓真くん(6)も「楽しかった」とはしゃいだ。(金井信義)