贄川俊
2015年10月9日17時58分
北陸新幹線の設備工事をめぐる談合事件で、公正取引委員会は9日、設備業者11社の独占禁止法違反(不当な取引制限)を認定し、7社に課徴金計約10億3500万円の納付を命じた。ダイダン(大阪)と高砂熱学工業(東京)の2社については、談合を主導したとして課徴金を5割加算した。
ほかに納付命令を受けたのは、大気社、朝日工業社、東洋熱工業、三建設備工業(いずれも東京)、三晃空調(大阪)。新日本空調(東京)など3社も談合に加わったが、工事の落札がなく課徴金は課されなかった。三機工業(同)は談合に加わって落札したが、公取委に自主申告したため、課徴金を免除された。
公取委によると、独立行政法人「鉄道・運輸機構」が発注する北陸新幹線の融雪設備工事をめぐり、各社の担当者は2011年9月、東京・日本橋の中華料理店に集まり、入札で落札する順番を決めた。ダイダン、高砂熱学工業、新日本空調の3社がまとめ役だった。合意後の入札は8件で、受注できない社も3社あった。
納付命令を受けた7社と新日本空調は、同法違反の罪で東京地裁から有罪判決を受けている。(贄川俊)
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朝日新聞社会部
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