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ロシア軍発射のミサイル イランに着弾か
10月9日 10時39分

アメリカの複数のメディアは、ロシア軍が過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅のためだとしてシリアに向けて発射した巡航ミサイルがイランに着弾したと伝えました。
ロシア軍は、過激派組織ISを壊滅するためだとしてシリアでの軍事作戦を強化していて、7日、カスピ海から巡航ミサイル26発を発射し、ミサイルは、軍事作戦で協力するイランとイラクの上空を通過してシリア領内に着弾したとしています。
これについて、アメリカのCNNテレビなど複数のメディアは、8日、アメリカ政府当局者の話として、少なくとも4発の巡航ミサイルがイランに着弾し、建物などが破壊されたとみられると伝えました。アメリカ国務省のカービー報道官は8日の記者会見で、「報道は承知しているが、確認できる立場にない」としています。
一方、イランの国営テレビは、ロシアのミサイルがイランに着弾したかどうかには触れず、「アメリカ軍にとっては不愉快かもしれないが、ISの施設を狙ったわれわれの攻撃は成功した」とするロシア国防省のスポークスマンの声明を伝えています。
NATO=北大西洋条約機構の国防相会議に出席したアメリカのカーター国防長官は、8日、「ロシア軍による未熟な行動が目立っている。カスピ海から、事前通告もなく、巡航ミサイルを発射した」と批判し、ロシア軍の軍事作戦に対して警戒を強めています。

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