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VW幹部 組織ぐるみの不正でないこと強調10月9日 5時07分
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ドイツのフォルクスワーゲンがディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載した問題を巡って、アメリカ議会の公聴会がワシントンで開かれ、フォルクスワーゲンの幹部は謝罪したうえで、組織ぐるみの不正ではないことを強調しました。
アメリカ議会下院のエネルギー・商業委員会で8日に開かれた公聴会には、フォルクスワーゲンのアメリカ法人のホルン社長が出席しました。この中で、ホルン社長は、「排ガス規制を逃れるために不正をしたことを心からおわびします。失った信頼の回復に努めます」と述べ、謝罪しました。このあと、議員からは、基準を大幅に超える有害物質を排出していた原因が不正なソフトウエアだと経営陣が認識した時期と、誰がソフトウエアの搭載を決めたのかという点に質問が集中しました。
これに対し、ホルン社長は「データの問題を知ったのは去年春だが、原因がソフトウエアだと知ったのは先月3日だ」と述べ、経営陣が不正を知りながら隠していたわけではないと説明しました。また、問題のソフトウエアの搭載を決めた経緯については、調査中だとしたうえで、「会社としての判断ではない。何人かのエンジニアが判断して決めたものだ」と繰り返し述べて、不正は組織ぐるみではないことを強調しました。
また、不正をした理由について、議員がコストを安くおさえるためかと問いただしたのに対し、ホルン社長は「誰かが個人として間違った決定をしたためで、われわれもその理由を知りたい」と述べるにとどまりました。
ほかにも、議員からは、車の修理が来年以降になるのは遅すぎるという指摘や、情報が経営陣に伝わらない管理体制に問題があるという指摘が相次ぎました。
ホルン社長は、公聴会の後、記者団に対し「私たちも不正の原因を明らかにしたいと思っています。二度とこうした不正を繰り返さないよう努力します」と述べました。
これに対し、ホルン社長は「データの問題を知ったのは去年春だが、原因がソフトウエアだと知ったのは先月3日だ」と述べ、経営陣が不正を知りながら隠していたわけではないと説明しました。また、問題のソフトウエアの搭載を決めた経緯については、調査中だとしたうえで、「会社としての判断ではない。何人かのエンジニアが判断して決めたものだ」と繰り返し述べて、不正は組織ぐるみではないことを強調しました。
また、不正をした理由について、議員がコストを安くおさえるためかと問いただしたのに対し、ホルン社長は「誰かが個人として間違った決定をしたためで、われわれもその理由を知りたい」と述べるにとどまりました。
ほかにも、議員からは、車の修理が来年以降になるのは遅すぎるという指摘や、情報が経営陣に伝わらない管理体制に問題があるという指摘が相次ぎました。
ホルン社長は、公聴会の後、記者団に対し「私たちも不正の原因を明らかにしたいと思っています。二度とこうした不正を繰り返さないよう努力します」と述べました。
公聴会出席議員「不正知らなかったとは信じられない」
公聴会に出席した議員は「不正が数人のエンジニアによって行われ、ドイツの本社とアメリカ法人がそれを知らなかったとはとても信じられない」と述べました。そのうえで、「われわれは本当のことを知りたい。問題のディーゼル車は修理の必要があるが、きょうの証言では、いつ修理されるか明確な答えはなく不信感が強まった」と話していました。
米で販売のディーゼル車に不正なソフトウェア搭載
この問題は、先月18日、アメリカ環境保護局がアメリカで販売されたディーゼル車およそ50万台に不正なソフトウエアが搭載されていたと発表して明らかになりました。不正の端緒をつかんだのはアメリカ南部のウェストバージニア大学です。ワシントンにある環境関連のNPOの委託を受けて複数のディーゼル車を実際に走らせて排出される有害物質を測定した結果、フォルクスワーゲンの車からだけ基準を大幅に上回る窒素酸化物が検出されました。
これを受けて、去年5月、アメリカ環境保護局と、全米でも環境規制が厳しいことで知られるカリフォルニア州大気資源局が本格的な調査に乗り出しました。大気資源局の施設で行われた試験では、車をローラーの上に載せて、ドライバーがあらかじめ決められた走行パターンでアクセルやブレーキを操作し、ハンドルは動かしませんでした。この試験で、フォルクスワーゲンのソフトウエアは、タイヤの位置や速度などから試験中であることを検知し、その時だけ排ガスを減らす浄化機能をフルに作動させていたことが分かりました。
当局は、この結果をフォルクスワーゲンに伝えましたが、会社側は試験の方法が悪いなどとして不正を認めませんでした。フォルクスワーゲンとの協議は1年以上およそ10回におよび、当局が、原因が究明されない限り新型ディーゼル車を認証しないと伝えたところ、フォルクスワーゲンは先月になってようやく不正を認めました。
これを受けて、去年5月、アメリカ環境保護局と、全米でも環境規制が厳しいことで知られるカリフォルニア州大気資源局が本格的な調査に乗り出しました。大気資源局の施設で行われた試験では、車をローラーの上に載せて、ドライバーがあらかじめ決められた走行パターンでアクセルやブレーキを操作し、ハンドルは動かしませんでした。この試験で、フォルクスワーゲンのソフトウエアは、タイヤの位置や速度などから試験中であることを検知し、その時だけ排ガスを減らす浄化機能をフルに作動させていたことが分かりました。
当局は、この結果をフォルクスワーゲンに伝えましたが、会社側は試験の方法が悪いなどとして不正を認めませんでした。フォルクスワーゲンとの協議は1年以上およそ10回におよび、当局が、原因が究明されない限り新型ディーゼル車を認証しないと伝えたところ、フォルクスワーゲンは先月になってようやく不正を認めました。