コーヒー生豆供給、ブラジルの来シーズンの収穫前に減少か-オラム
2015/10/07 15:28 JST
(ブルームバーグ):世界のコーヒー生豆供給がブラジルの来シーズンの収穫前に減少するとの見通しを、シンガポールの食料取引会社オラム・インターナショナルが示した。消費によって在庫が落ち込む一方、新たな買い手が市場に参入するためと説明している。ブラジルは世界最大の生産国。
オラムのコーヒー生豆取引担当バイスプレジデント、ラジャット・クマール氏とシニアトレーダーのドウェイン・シュミット氏は、2年間にわたる供給不足に伴い世界の在庫は少なくとも向こう半年間、減少し続けると予想。指数ファンドが来年1月に市場に戻ると予想されるほか、在庫の減少により一部のトレーダーは価格下落を見込むポジションを手じまう可能性があるとシュミット氏は指摘する。
コーヒー生豆価格は今年に入って23%下げている。ブラジルの通貨下落で同国からの輸出の魅力が高まる中、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、投機家は3月以降、ほぼ毎週、価格下落を見込んでいる。
原題:Olam Sees Shrinking Coffee Supplies Before Brazil’s Next Harvest(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Isis Almeida ialmeida3@bloomberg.net
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更新日時: 2015/10/07 15:28 JSTニュース一覧
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