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梶田さん務める研究所もお祝い一色
10月7日 17時20分

梶田さん務める研究所もお祝い一色
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ことしのノーベル物理学賞の受賞者に選ばれた梶田隆章さんが所長を務める千葉県柏市の東京大学宇宙線研究所では、受賞の決定から一夜が明け、梶田さんがふだん執務している所長室に、研究にゆかりの深い岐阜県飛騨市などから届いたお祝いの花が飾られました。
所長室には、梶田さんの大学院生時代から恩師で、平成14年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんが受賞の次の年に「夢を大切に」と記した額も掲げられています。
東京大学宇宙線研究所では、ニュートリノの研究をさらに進めるため、スーパーカミオカンデをさらに20倍大きくするハイパーカミオカンデの建設を各国の研究機関とともに計画し、10年後の観測開始を目指しています。
梶田さんの教え子で、現在、研究所の准教授を務める奥村公宏さんは「梶田先生は、怒られた記憶がないほど温和な方ですが、研究への情熱は大きく、私も、梶田さんの思いに引っ張られて研究してきました。今、スーパーカミオカンデよりさらに大きなハイパーカミオカンデの建設を目指していますが、今回の受賞で研究者としてモチベーションが非常に上がりました。梶田先生たちの先駆的な研究に感謝しながら、これに続く成果を出せるよう精いっぱい努力して研究を進めていきたい」と、喜びとともに今後の研究への意気込みを語っていました。

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